【症例】立位や座位での左背中の痛みと慢性的な首痛と腰痛 20代女性

主訴

  • この1年くらいで急に悪くなった。
  • 元々慢性的な腰痛があったが、この1年くらいで左の背中と首が悪くなり、常に痛みがある状態が続いている。
  • 家族が当院へ通院しており、何とかならないかと来院。

症状

背中は左肩甲骨の下付近が痛い。

立っているとき、寝ているときに背中が床に当たる部分が痛い。

横向きに寝るのは楽。

夕方になると、痛みがひどくなる。

首は、中心部に痛みが出やすい。

腰痛は、高校生の頃からあり慢性的でドーンと重い痛みがする。

トリガーポイント鍼療法

多裂筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、背部~腰部多裂筋など。

触診とエコー観察の結果、左背部の痛みは、僧帽筋下部と起立筋間の筋膜の癒着が原因と推測できました。

また、姿勢を維持しているときに痛みが出やすいとのことで、体幹を支えている多裂筋にも原因があると考えられました。

その部分に対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:朝の痛みはあるが、夜の痛みはない日もあった。夕方の痛みは、以前は毎日あったが、時々になった。良くなっている実感がある。

3回目:調子良かったが、昨日と今日は痛みが強い。

4回目:毎日痛みがある。

5回目:痛みがあるが、先週よりは良い。

6回目:前回と変わらず。

7回目:痛みのない日が増えてきた。良い感じになっている。

8回目:夜の痛みがなくなった。後は日中の痛みだけ残っている状態。

9回目:痛みは多少あるが大丈夫。

10回目:調子良い。終了。

まとめ

週1回の鍼治療を継続して行いました。

首から腰まで同じ筋肉で繋がっているので、背中が痛くなることもよくあります。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

背中の痛みについて詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

なかいし鍼灸院