【症例】エアロビクスによる腰、お尻、太もも裏にかけての痛み 40代女性

主訴

  • 数年前から症状がある。
  • エアロビクスをしていて、動かしていたら治るかなと思っていたが治らない。
  • ここ1ヵ月、エアロビクスを休んでいるが症状に変化がない。
  • 日常生活では、歩くと痛みが出ることが多い。
  • 少しでも痛みが改善されればと思い、来院。

症状

痛みは、灼熱感、締め付け感、引っ張られる感じ。

たまにズキッとするときがある。

腰を前にかがめると、お尻から太もも裏も痛みが強くなる。

右に腰を捻り後ろに反ると痛い。

お尻の奥の方に痛みを感じる。

トリガーポイント鍼療法

  • 多裂筋トリガーポイント
  • 梨状筋トリガーポイント

施術部位

多裂筋、大殿筋付着部、梨状筋、仙結節靭帯、ハムストなど

運動分析の結果、多裂筋、大殿筋付着部、梨状筋のトリガーポイントが原因と考え、施術しました。

症状経過

1回目:鍼がよく響く。

2回目:腰の痛みが楽になった。お尻から下が気になる。前かがみになると、坐骨の骨あたりが張る感じがする。

3回目:痛い場所がはっきりしてきた。痛みの範囲が狭くなってきた。

4回目:長時間立っていると下半身が張る。痛みはひどくなっていない。

5回目:ダンス系のエアロビクスを再開できるまでに回復した。終了。

まとめ

筋肉が引っ張られるような痛みは、筋膜の異常と考えられます。

この症例では、お尻や太もも裏の筋膜に異常がありましたが、鍼治療により改善しました。

年単位で痛みがあるので、完治するまでにはまだ治療が必要ですが、目的に達しましたので終了しました。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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