【症例】瞬間的にズキッと痛む腰痛 50代男性

主訴

  • 4日前に突然腰が痛くなった。
  • 整骨院に行ったが痛みがとれず、疼くような痛みになってきた。
  • 1日の中で痛みに波がある。
  • 15年前に腰椎ヘルニアの手術をして以来の腰痛である。

症状

腰を前に倒す、後ろに倒すなど、どの動きでも痛みがあり、可動域も制限あり。

瞬間的にズキッと痛む。

トリガーポイント鍼療法

  • 大殿筋トリガーポイント
  • 多裂筋トリガーポイント

施術部位

どの動きでも痛みにより、可動域が制限されているため、可能性のある筋肉を治療しながら、反応を見てメインとする筋肉を絞りました。

その結果、腰に原因があるのではなく、お尻にあることがわかりました。

大殿筋という大きなお尻の筋肉があります。

この大殿筋の上方(骨に付着している部分)にトリガーポイントがあり、それが痛みの原因となっていました。

症状経過

1回目:全体的に鍼を打ち、原因となる筋肉を絞った。

2回目:2日後に来院。ズキンと刺す痛みが続いている。瞬間的な痛み。腰全体が痛む。初回の鍼治療を基に、大殿筋付着部のトリガーポイントが原因と判断し、集中的に鍼を打つ。

3回目:1週間後に来院。車の振動で多少響くが、かなり改善された。様子見。

まとめ

初回は腰全体が痛いということと、動作分析で原因になっている筋肉が絞れなかったため、鍼を打っていく中で最も悪い部分を探していきました。

急な腰痛は長引くと慢性腰痛へと移行してしまいますので、早めに痛みを和らげることが大切です。

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