【症例】夏のぎっくり腰から続く腰痛 40代男性

主訴

  • 今年の夏にぎっくり腰になり、整体に通っていたが、根本的に治っていない感じ。
  • 昨日合わない靴を履いて歩いていたら両もも裏が痛み出し、腰痛が悪化した。
  • 常に腰が痛い感じで、夏に傷めたぎっくり腰の痛みに似ているため来院。

症状

・前かがみで痛みが出る。

・後ろに腰を反らすと一番痛い。

・左右に腰を捻ると痛みが強く出る。

トリガーポイント鍼療法

腰部多裂筋からのMPSと判断し、トリガーポイント鍼治療を行いました。

【治療部位】

多裂筋、最長筋、大殿筋、ハムストなど

多裂筋トリガーポイント

長引く腰痛の原因として、多裂筋にトリガーポイントが形成されていることが多いです。

多裂筋とは、体の最も奥にある筋肉の一つで、首~腰までつながっています。

痛みが長期に渡る場合は、奥の筋肉に問題があります。

1回目:多裂筋を中心に腰部~ハムストまで全体的に響かせる。

2回目:1週間後来院。初回の痛みが10だとすると3。腰を後ろに反らす動きが痛みなくできるようになった。

まとめ

痛みが悪化してすぐ来院だったため、早期に痛みを軽減することができました。

一度ぎっくり腰になると、また痛みが出るのでは?と不安になってしまいますが、過度に安静にする必要はありません。

腰をかばうことは、なかなか痛みが取れない原因にもなりますので、積極的に動かすことが大切です。

今回の治療は、できるだけ早期に痛みを取りたいとのことで、完全に痛みが取れたわけではありません。

許容範囲の痛みの中でも十分生活できます。

完治させるには、もう少しの継続治療が必要な症例です。

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