【症例】背中を中心に肩と腰に広がる痛み 20代女性

主訴

  • 1年前から背中の痛みを中心に肩こりと腰痛がある。
  • 中腰姿勢が多いのが原因。
  • 元々肩が凝りやすい。
  • 腰痛は背中から痛みが繋がっている感じがする。
  • トリガーポイント治療を受けたいと思い来院。

症状

中腰姿勢や長時間同じ姿勢をとることが多いため、筋肉が疲労しやすい。

腰を左右に捻ると痛い。

腰を後ろに反らすと痛い。

トリガーポイント鍼療法

  • 最長筋トリガーポイント
  • 多裂筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋、脊柱起立筋、多裂筋など

長時間同じ姿勢でトリガーポイントができやすい筋肉を中心に施術を開始しました。

特に、脊柱起立筋と多裂筋の筋肉の緊張が強く、鍼の反応も強く出ました。

脊柱起立筋は、いわゆる背筋の筋肉でその奥に多裂筋があります。

この筋肉は、姿勢を安定させる働きがあるので、同じ姿勢を長くとることが多い人は、トリガーポイントができやすいです。

症状経過

1~2回目:少し楽になったが、背中の痛みが強い。

3回目:調子良かったが、重い物を持つことが多く痛みが出た。腰を捻ると痛い。

4回目:肩こりが楽になっている。

5~6回目:肩は左が痛く、腰は左が痛い。

7回目:腰は良くなってきた。左の肩甲間部が痛い。

8回目:背中は背骨沿いが痛い。

9回目:肩こりと腰痛はだいぶ楽になった。背中の痛みだけある。

10回目:背中の痛みも楽になっている。

11回目:全体的に良くなった。様子見。

隔週で施術し、期間は5ヶ月です。

まとめ

元々肩こりがあり、背中から腰までの脊柱起立筋の緊張が際立っていました。

仕事柄疲労が溜まりやすいため、この筋肉を緩めることが第一目標でした。

気になる箇所がコロコロ変わるのは、その日の状態や良くなっている証拠で、少しずつ痛みの出る範囲も小さくなります。

似たような症状をお持ちの方は、ご連絡ください。

背中の痛みについて詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

なかいし鍼灸院