上を向くと首が痛い原因は?

  • 首を後ろに倒すと痛い。
  • 首の付け根が痛い。
  • 寝違えた記憶がないんだけど…

このような悩みを抱えていませんか?

上を向くときだけ首が痛いと不安になりますよね。

首の痛みが悪化すると、頭痛やめまいを引き起こすこともありますので、早めの対策が必要です。

この記事では、上を向くと首が痛い原因を解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.上を向くと首が痛い原因は?

首を前や横に倒すのは痛くないのに、後ろに倒すときだけ痛みがある人は意外に多いです。

考えられる原因は、2つあります。

1-1.ストレートネック(首の骨の問題)

ストレートネック(首の骨の問題)

ストレートネックという言葉を聞いたことがあると思います。

本来、首の骨はS字状に弯曲をしています。

この弯曲がクッションの役割として、頭の重みを分散してくれることで、首の筋肉に過度な負担がかからないような仕組みになっています。

しかし、普段の姿勢の悪さが引き金になって、頚椎の弯曲が失われると直線的な頚椎になってしまうのです。

この頚椎が真っすぐになった状態をストレートネックといいます。

ストレートネックになると、頭の重みをうまく分散することができなくなり、首の筋肉に大きな負担がかかります。

筋肉に負担がかかるということは、痛みが現れやすい首になってしまうということです。

また、ストレートネックの人は、デスクワークなどにより常に頭が前に出た姿勢を長時間とることで頚椎が真っすぐになります。

そのため、首を前に倒すのは楽なのに、後ろに倒すときだけ痛みが出ます。

これは、猫背になっている証拠です。

首だけでなく、猫背にならないよう意識して仕事をすることが大切です。

1-2.トリガーポイント(首の筋肉、筋膜の問題)

トリガーポイント(首の筋肉、筋膜の問題)

長時間同じ姿勢で作業をしている人は、首の筋肉や筋膜の柔軟性がなくなり、痛みの元となるトリガーポイントができていることがあります。

トリガーポイントとは、「痛みの引き金になる点」という意味です。

銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくのと同じように、トリガーポイントが引き金になり遠くの場所に痛みを飛ばします。

画像僧帽筋2

✖がトリガーポイントで、赤で記されているのが実際に感じている痛みの場所です。

首を後ろに倒すと首や背中の筋肉が収縮します。

収縮とは、筋肉に力が入っている状態のことです。

トリガーポイントは、筋肉が収縮すると痛みが現れる特徴があります。

そのため、首を後ろに倒すと痛みが現れるのは、筋肉や筋膜にできたトリガーポイントが原因です。

2.首の痛みが悪化すると…

2-1.頭痛

頭痛

慢性的な首、肩の痛みや凝りが原因となり、頭痛が現れます。

このように、首のトリガーポイント(✖)が後頭部やこめかみ(赤で記された場所)に痛みを出しているのがわかると思います。

これが頭痛です。

首が悪くなると、頭痛が現れる証拠です。

2-2.めまい

上を向くと立ちくらみがしたり、フワフワするめまいなどが現れます。

頭の中に原因がある場合は少なく、首に原因があります。

首が原因のめまいを「頚性めまい」といいます。

脳外科で異常がない場合は、首を疑いましょう。

2-3.自律神経失調症

首は脳の一部であり、生命を維持するために必要なものがたくさん通っている部分です。

首の痛みや凝りなど、首に異常があると、自律神経機能に様々なトラブルが発生します。

めまいや頭痛もそのうちの一つですが、動悸や血圧の不安定感、微熱など全身の症状が現れます。

また、精神的なものである気分の浮き沈みなどメンタルにも問題が生じやすくなります。

3.まとめ

いかがでしたか?

上を向くと首が痛い原因は、

  1. ストレートネック
  2. 首のトリガーポイント

なかなか治らない首の痛みでお困りの方は、ご連絡ください。

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