【症例】交通事故後の首の痛み、むちうち症 40代女性

主訴

  • 7ヵ月前に右から追突される交通事故に遭い、自賠責で治療をしていた。
  • 整形外科で鍼治療、事故により突発性難聴になり耳鼻科で薬、目のピント調整が低下して眼科で点眼治療していた。
  • 痛みが半分まで治ったが、残りがなかなかとれない。
  • 交通事故後の痛みを根本的に治したいと思い、来院。

症状

首筋から後頭部のゴリゴリが痛い。

首の奥の方が痛い。

ドライアイで目が痛い。

ふらつきが時々ある。

キーンと高音の耳鳴りがある。

耳の中に空気が入ったような閉塞感がある。

後頭部からこめかみ、目の奥、頭の奥にズーンとした頭痛がある。

トリガーポイント鍼療法

  • 頭半棘筋トリガーポイント
  • 胸鎖乳突筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、胸鎖乳突筋、板状筋など

触診により、首の横の筋肉が硬く、特に後頭部の髪の生え際に反応が強く現れていました。

とにかく、筋肉の緊張を緩和するために、トリガーポイント施術を行いました。

症状経過

1回目:鍼直後に頭痛が消失。

2回目:頭痛は右だけになった。左はなくなった。

3回目:左半身がかなり楽。残りは我慢できる程度まで良くなっている。

4回目:耳の聞こえも安定している。目の疲れ、筋肉のゴリゴリした凝りがなくなってきている。薬は全く飲んでいない。前ほどではないが、右の側頭部だけ痛みが残っている程度。

まとめ

鍼直後から効果が現れ、次第に症状が改善していきました。

首を痛めると、耳や目の症状に発展することがあります。

首の筋肉の緊張を早く取り除くためには、鍼治療が効果的です。

自賠責保険が切れても同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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