胸の痛みのトリガーポイント!鎖骨付近の痛みの原因は?

  • 胸が痛い!
  • 胸の痛みのトリガーポイントを知りたい!
  • 鎖骨付近の痛みの原因は?

このような悩みを抱えていませんか?

胸の痛みのトリガーポイントは、首と胸の2ヵ所のトリガーポイントが原因です。

この記事では、胸の痛みに関係するトリガーポイントをご紹介します。

是非、参考にしてみてください。

1.胸の痛みのトリガーポイントは首と胸

胸の痛み

トリガーポイントは、トリガーポイントがある場所から違う場所に痛みを感じさせる特徴があります。

そのため、首➡胸、胸➡胸へと痛みが現れます。

胸の痛みに関係するトリガーポイントは、首と胸の筋肉にあります。

代表的な筋肉を3つ挙げます。

1-1.胸の痛みに関係する首のトリガーポイント

1-1-1.胸鎖乳突筋トリガーポイント

胸鎖乳突筋トリガーポイント

✖がトリガーポイントで、赤で記しているところが実際に痛みが現れている場所です。

胸鎖乳突筋は、耳の後ろから鎖骨についている首の横にある筋肉です。

そのため、耳や鎖骨付近の痛みに関係します。

首こりや耳症状(めまい、耳鳴り、閉塞感)が胸の痛みと同時に現れている場合は、この胸鎖乳突筋にトリガーポイントがある可能性が高いです。

1-1-2.斜角筋トリガーポイント

斜角筋トリガーポイント

斜角筋は、胸鎖乳突筋と同じように首の横にあり、胸鎖乳突筋よりも奥に隠れている筋肉です。

斜角筋にトリガーポイントができると、広い範囲の胸に痛みが現れます。

また同時、腕のだるさやしびれを訴えることが多く、胸の痛み以外に同様の症状がある場合に疑われるトリガーポイントです。

1-2.胸の痛みに関係する胸のトリガーポイント

トリガーポイントは、違う場所に痛みを飛ばすと説明しましたが、胸自体にトリガーポイントがある場合もあります。

1-2-1.大胸筋トリガーポイント

大胸筋トリガーポイント

大胸筋は、胸を覆う胸板の筋肉です。

広範囲にあるため、痛みも胸全体に広がっていきます。

胸の痛みの多くは、大胸筋のトリガーポイントが原因の可能性が高いので、まずは大胸筋を疑ってみましょう。

2.首と胸にトリガーポイントができやすい理由

2-1.猫背姿勢が首と胸に負担を与える

猫背姿勢

猫背姿勢が首と胸に過度な負担を与えることで、筋肉が硬くなり、やがてトリガーポイントができあがります。

このような猫背姿勢となると、以下の順番でトリガーポイントができる原因になります。

  1. 猫背…背中の筋肉(僧帽筋や菱形筋)が張る。
  2. 肩甲骨が外転する…左右の肩甲骨の間が広がり、背中の筋肉が緊張し続けた結果、背中にトリガーポイントができる。
  3. 肩が前に出る…巻き肩になり、胸の筋肉(大胸筋)が凝りやすくなる。胸にトリガーポイントができる。
  4. 首が前傾し、顎が上がる…パソコンでモニター見るときになりやすい姿勢で、首筋から肩にかけて筋肉が緊張する。首や肩にトリガーポイントができる。

猫背によって、背中だけが悪くなるのではなく、連動して胸➡首、肩へと負担がかかり続けることが首と胸にトリガーポイントができやすい最大の原因です。

2-2.筋肉疲労の蓄積でトリガーポイントが痛みへ変わる

トリガーポイントは、健康的な人にもあります。

それを潜在性トリガーポイントといいます。

痛みを出していない状態のトリガーポイントのことです。

繰り返し動作などで筋肉疲労が蓄積することで潜在性トリガーポイントが痛みを出し始めます。

猫背姿勢は、痛みの悪化を招きますので、注意が必要です。

3.胸の痛みのトリガーポイント解消法

トリガーポイントは、決まった場所にあるわけではありません。

人により場所が違うので、探す必要があります。

  1. 押して痛い場所がトリガーポイントではない。
  2. 押したところから痛みが広がって響くところがトリガーポイント。
  3. トリガーポイントを見つけたら、5秒持続的に圧迫して3秒休む。(慣れると圧迫時間を長くする)
  4. 5セットが目安。

3-1.胸鎖乳突筋のトリガーポイント解消法

胸鎖乳突筋のトリガーポイント解消法

首の横にあり手で摘まむことができる筋肉が胸鎖乳突筋です。

鎖骨の内側から耳の後ろまで軽くつかんでマッサージします。

その過程でトリガーポイントを見つけて圧迫します。

3-2.斜角筋のトリガーポイント解消法

斜角筋のトリガーポイント解消法

鎖骨の真ん中から上を指先で圧迫します。

ここは神経や血管が集中している場所なので、弱い力でゆっくり押します。

うまくトリガーポイントを押すことができると、胸や腕の方に刺激が伝わるのがわかります。

押すことが難しい場合は、無理にする必要はありません。

3-3.大胸筋のトリガーポイント解消法

大胸筋のトリガーポイント解消法

大胸筋は広い範囲にあるので、いろんな場所を探してみてください。

特に鎖骨の真ん中から下にトリガーポイントができやすいです。

コツは、指先で肋骨を探すように押すとトリガーポイントに刺激が入りやすく、見つけることができます。

4.まとめ

いかがでしたか?

胸の痛みは、首と胸のトリガーポイントが原因であることが理解できたと思います。

自分でトリガーポイントを探して、解消してみてください。

首の痛みについて詳しくはこちら

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