【症例】起床後の首の前後の動きでの痛み 30代男性

主訴

  • 1年以上前から起床後に首を動かすのが難しく、痛みを伴うようになった。
  • 日中はほぐれてきて、問題はない。
  • 整形外科では特に異常はないと言われたが、すっきりしないので、当院へ来院。

症状

起床後は首から肩にかけて痛い。

首は前後左右の動きで痛みがある。

起床時は前後の動きで制限がかかっている。

トリガーポイント鍼療法

  • 僧帽筋トリガーポイント
  • 肩甲挙筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、菱形筋など。

エコー観察の結果、僧帽筋と肩甲挙筋間での筋膜の癒着があり、首を動かすたびにこの部分にストレスがかかり痛みや可動域制限が出ていると判断しました。

肩甲挙筋を中心にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:痛みは変化ないが、動かしやすくなった。

3回目:朝の可動域制限は変化なし。

4.5回目:現状維持。

6回目:良くなっている。

7回目:肩周りのストレッチをしている。

8回目:朝の首の動きがスムーズになり、正常範囲内の可動域になった。

9回目:調子良い。一旦様子見。

まとめ

週1回の鍼治療を継続して行いました。

朝動きが悪く、日中は楽になることは、意外と多いです。

それは、起床後時間の経過とともに筋肉を動かすことでほぐれていくからです。

仕事柄デスクワークの人は、朝首が固まりやすいですが、鍼治療で解消できます。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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