肩こりで後頭部、首の付け根が痛い!緊張型頭痛解消ストレッチ4選

肩こりがひどくなると、決まって現れる頭痛。

後頭部や首の付け根に痛みが現れる頭痛は、「緊張型頭痛」といいます。

何とかしたい!と思いながらも薬ばかりに頼っていませんか?

頭痛薬は、所詮対症療法にしかなりません。

また、凝りがひどくなれば頭痛が再発します。

そのたびに、薬を飲み続けますか?

根本的に頭痛を治そうと思ったら、生活環境や習慣を改めなければなりません。

この記事では、肩こりを緩和させることが頭痛改善への近道と考え、緊張型頭痛解消ストレッチ4選をご紹介します。

是非、参考にしてみてください。

1.緊張型頭痛

1-1.緊張型頭痛とは

頭痛がひどいとき、頭の中で大変なことが起きているのでは!?と不安になりますよね。

全頭痛の中のほとんどの原因が頭蓋骨の中ではなく、外で起こっています。

頭の中の病気が原因ではなく、筋肉の緊張や凝りなどが原因で頭痛が起こっているということです。

特に頭痛の中でも一番多いのが、「緊張型頭痛」です。

緊張型頭痛は、長時間同じ姿勢を続けることによって、首や肩の筋肉が緊張します。

緊張した筋肉は血行が悪くなり、やがて凝りとなって頭痛が起こります。

  • 首・肩こりを伴う。
  • パソコン作業など同じ姿勢で座っている人に起こりやすい。
  • 後頭部を中心に頭全体が締め付けられるような重い痛みがする。
  • めまいを伴うこともある。
  • 温めると楽になることが多い。

1-2.緊張型頭痛の原因

  • 毎日パソコンをしている。
  • 首・肩こりを日々感じている。
  • 疲れがとれない。
  • ストレスを感じることが多い。
  • 冷え性である。
  • 長時間同じ姿勢でいることがほとんどである。
  • 母親も頭痛持ちである。

特徴や原因が複数あてはまる場合は、緊張型頭痛の可能性が高いです。

普段の生活環境や習慣を改める必要があります。

緊張型頭痛の方で、首や肩が凝らない人はいません。

一番の原因は、首・肩こりです。

2.肩こりのトリガーポイントが緊張型頭痛を引き起こす

肩こりは「筋肉のコリ」ですが、そのコリをトリガーポイントといいます。

トリガーポイントとは、「痛みの引き金になる点」という意味です。

銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくのと同じように、トリガーポイントが引き金になり遠くの場所に痛みを飛ばします。

その遠くの場所に感じる痛みを「関連痛」といいます。

緊張型頭痛でいえば、頭痛の発生場所、つまり「頭痛の原因」が筋肉のコリ(トリガーポイント)であり、頭痛を感じる場所、つまり「後頭部や首の付け根の痛み」が関連痛です。

痛い場所と痛みの原因が一致しないということです。

3.緊張型頭痛解消ストレッチ4選

緊張型頭痛を解消するには、首や肩のコリを和らげることが一番です。

トリガーポイントは、同じ姿勢でいることが多い人にできやすい特徴があります。

適度に体を動かす必要がありますが、仕事上姿勢を正すことを意識し続けるには限界があるでしょう。

そのため、お風呂上がりのストレッチを習慣づけてはいかがでしょうか?

1ストレッチ3セットが目安です。

3-1.首を前に倒す

首を前に倒す

1.上体をまっすぐにして立ちます。

首を前に倒す

2.首を前に倒し、10秒伸ばします。

首を前に倒す

3.さらに首を前に倒し、10秒伸ばします。

  • 首を前に倒すとき、背中をまっすぐにして猫背にならないように注意。
  • 伸びにくい筋肉を確認する。
  • 60度傾けられるのが正常範囲。

3-2.首を後ろに倒す

首を後ろに倒す

1.上体をまっすぐにして立ちます。

首を後ろに倒す

2.首を後ろに倒し、10秒伸ばします。

首を後ろに倒す

3.さらに首を後ろに倒し、10秒伸ばします。

  • 首を後ろに倒すとき、背中を曲げずにまっすぐに保つ。
  • ひっかかりを感じる筋肉を確認する。
  • 50度傾けられるのが正常範囲。

3-3.首を横に倒す

首を横に倒す

1.上体をまっすぐにして立ちます。

首を横に倒す

2.首を右に倒し、10秒伸ばします。

首を横に倒す

3.さらに首を右に倒し、10秒伸ばします。

4.反対側も同じように行います。

  • 肩が傾いてしまわないように、首だけ横に倒す。
  • 伸びにくい筋肉を確認する。
  • 左右での違いを確認する。
  • 50度傾けられるのが正常範囲。

3-4.首を横に回す

首を横に回す

1.上体をまっすぐにして立ちます。

首を横に回す

2.首を右に回し、10秒伸ばします。

首を横に回す

3.さらに首を右に回し、10秒伸ばします。

4.反対側も同じように行います。

  • 両肩が動かないように首だけ横に回す。
  • ひっかかりや伸びにくい筋肉を確認する。
  • 左右での違いを確認する。
  • 60度回せるのが正常範囲。

4.まとめ

いかがでしたか?

  1. 後頭部、首の付け根の痛みは、首や肩こりからくる緊張型頭痛である。
  2. 筋肉のコリは、トリガーポイントである。
  3. 緊張型頭痛を治すには、首や肩こりを緩和させることが一番である。

運動習慣のない方は、これを機にストレッチから体を動かす習慣を身につけたらどうでしょうか?

もし改善しない場合は、トリガーポイント専門家にご相談ください。

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