【症例】緊張、ストレスによる頭痛、吐き気、首こり 50代女性

主訴

  • 首こり、肩こり、それに伴う頭痛と吐き気に悩んでいる。
  • 30年くらい前から症状がある。
  • 緊張しやすく、ストレスを感じやすい体質で、仕事柄、無理な体勢や重い物を抱えたりすることが多い。
  • 昨年、頭痛専門整体で好転反応が強く出て、刺激に弱い。
  • 母親が自律神経失調症である。

症状

頭痛は後頭部を中心に現れる。

首こり、肩こりは常に感じており、悪化すると頭痛や吐き気が出る。

平日の仕事より、週末の休みの日の方が辛い。

トリガーポイント鍼療法

  • 肩甲挙筋トリガーポイント
  • 頭半棘筋トリガーポイント

施術部位

首の可動域は正常で痛みはありませんでしたが、触診やエコー検査で首の筋肉の凝りが強く現れていました。

特に、首の横にある肩甲挙筋、後頭部と首の付け根の頭半棘筋に凝りがありました。

刺激に敏感なため、好転反応が強く出ないように注意して、細い鍼で刺激も弱く、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:細い鍼、弱い刺激で鍼を打つ。

2回目:1週間後に来院。鍼の翌日、肩の筋肉が痛かった。この1週間は頭痛もなく安定している。

3回目:昨日だけ頭痛と嘔吐があった。それまではすごく調子が良かった。気圧の変化に左右されやすい。緊張すると噛みしめる癖がある。

4回目:1週間のうち3日調子良かった。

5回目:頭痛はないが、何かすっきりしない。

6回目:2週間後に来院。2週間空くとしんどい。休みの日は気が抜けるのか、吐き気や気分不良が強い。

7回目:1週間調子が良かったので、軽い運動をした。

8回目:1週間のうち2日気分不良があった。

9回目:鍼治療後、2日後から調子が良くなる。

10回目:2週間後に来院。調子が良い日が続いていてうれしい。

11回目:2週間後に来院。調子良い。メンテナンスへ移行。

まとめ

週1回の治療から開始し、症状が安定してくると2週間に1回の治療で様子をみていきました。

治療開始から10回程度でメンテナンスへ移行しました。

このような症状は、体質の問題、メンタルの問題、仕事関係などが影響して症状に波があります。

もちろん、完治を目指して治療することに変わりありませんが、環境に影響を受けるものなので、良い状態を保つことが大切です。

月1回のメンテナンスに移行できれば、症状も安定してきます。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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