【症例】朝起きたときと寝るときに頭がグラグラするめまい 60代女性

主訴

  • 3ヵ月前から、朝起きたときと寝るときに頭がグラグラする(回転性もあり)めまいが起こる。
  • 病院では、異常がなく、首からくるめまいでは?と言われて、血行促進、めまいの薬を服用している。
  • 寝ながらスマホを見ているのが原因では?と自覚がある。
  • 「首こり めまい」と検索して、当院へ来院。

症状

首を動かすとめまいが誘発される。

朝は吐き気を伴う。

首こりの自覚がある。

日中は問題ない。

トリガーポイント鍼療法

  • 肩甲挙筋トリガーポイント
  • 頭半棘筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、菱形筋など

首を動かすとめまいが誘発されることから、「頚性めまい」と考えられました。

頚性めまいとは、首の筋肉の凝りによってめまいが誘発される症状です。

首の筋肉は重たい頭を常に支えているので、首周りの筋肉が不良姿勢によって凝ります。

必要以上に凝ると、めまいが現れることがあります。

筋肉の凝りを和らげることを目的に、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:めまいは残っているが、凝りはスッキリして1割程度残っている感じ。

3回目:首を動かすと一時的にめまいがあるが、一瞬だけになった。

4回目:首を後ろに倒す、右に向く動きのみめまいがあるが、かなり改善した。

5回目:1ヵ月後に来院。日によって凝り強さは違うが、めまいはなくなった。終了。

まとめ

初回は2週間に1回、調子がよくなってから月1で状態を確認し、めまいがなくなったので終了としました。

原因のわからないめまいは、首に原因があるケースが非常に多いです。

当院では、鍼治療で首の筋肉の緊張を緩和させることで、めまいの改善をはかります。

同じような症状でお困りの方は、ご連絡ください。

メニエール病・めまいについて詳しくはこちら

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