【症例】過敏性腸症候群、腹痛と下痢でトイレに行く回数が増える 40代女性

主訴

  • 7年前から症状が現れてきた。
  • 5年前の出産を機に悪化してきており、病院で過敏性腸症候群と診断された。
  • 漢方で対処しているが、他に治す方法はないかと当院へ来院。

症状

2ヵ月前から下痢と便秘を繰り返している。

1日に下痢で3回トイレに行き、その後3日間便秘を繰り返す状態。

緊張時に腹痛になりやすく、下痢となる。

季節の変わり目に悪化しやすい。

トリガーポイント鍼療法

  • 多裂筋トリガーポイント
  • 大殿筋トリガーポイント

施術部位

多裂筋、大殿筋、中殿筋、梨状筋、ハムスト。

自律神経の機能がうまく働いていない状態でした。

当院では、お腹に鍼を打つのではなく、自律神経の調整には体幹部を中心に鍼を打っていきます。

腰~お尻周りをメインにトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:相変わらず下痢と便秘を繰り返しているが、起床後の腰痛がなくなっていた。

3回目:変化なし。今は便秘が続いている。

4回目:調子が悪く、腹痛と下痢が続いている。

5回目:調子が上向いてきている感じがする。腹痛が減った。

6回目:この1週間調子が良い。安定感が出てきた。

7回目:調子良い。

8回目:調子良い。

9回目:一時期より安定しているので、一旦様子見。

まとめ

週1の鍼治療を5回、その後2週間に1回の間隔で行いました。

初回からあまり変化がみられませんでしたが、5回目以降、腹痛と下痢がなくなりトイレに行く回数も減りました。

この症状の辛いところは、何度もトイレに行くことです。

場所によっては難しいこともあるので、生活に不自由を強いられることもあります。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

過敏性腸症候群について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

なかいし鍼灸院