【症例】精神的な要素が強い過敏性腸症候群、腹痛 10代女性

主訴

  • 過敏性腸症候群の腹痛のため、学校に行けない日が増えてきている。
  • 小学3年の頃に発症して、中学生になり過敏性腸症候群と診断された。
  • 中学生になり悪化しているので、腹痛を治したいと当院へ来院。

症状

食後に腹痛になることが多く、下痢となる。

薬の効果はあまりない。

トリガーポイント鍼療法

  • 多裂筋トリガーポイント
  • 大殿筋トリガーポイント

施術部位

多裂筋、大殿筋、中殿筋、梨状筋、ハムストなど。

問診や触診の結果、自律神経の乱れよりも精神的要素が強い過敏性腸症候群の印象を受けました。

心と体は繋がっているので、メンタル的な部分の影響が自律神経のバランスを崩している原因と判断しました。

腰~足まで精神的に落ち着くように、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:細い鍼で弱い刺激に留める。

2回目:1週間後に来院。初回に精神的なものと言われ、そう思うようにしてから腹痛がかなり軽減された。学校も休まず行けている。まだ朝は痛みがあるが、日常生活に苦痛なほどではなくなった。

まとめ

心と体は一緒なので、気持ちの持ち方や考え方で痛みとの向き合い方が変わります。

気分が上向くと症状も軽減することがほとんどです。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

なかいし鍼灸院