【自律神経失調症による頭痛の治し方】薬以外の方法

【自律神経失調症による頭痛の治し方】薬以外の方法
  • 最近頭痛が続いていてしんどい!
  • 頭痛薬の効きが悪くなってきた!
  • 気圧の変化に影響を受けやすい
  • この頭痛は自律神経の乱れが原因?
  • めまいや吐き気も併発している!
  • 頭痛を治す方法が知りたい!

このような悩みを抱えていませんか?

自律神経失調症は、不規則な生活習慣やストレスが原因となり様々な症状が現れます。

頭痛もそのうちの一つで、悪化するとめまいや吐き気、耳鳴りなどが併発し、日常生活を送ることが辛くなってきます。

そうならないためにも、自律神経による頭痛の知識と治し方を知っておくことは大切です。

この記事では、薬に頼らない自律神経失調症による頭痛の治し方を解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.自律神経の乱れによる頭痛の特徴

1.自律神経の乱れによる頭痛の特徴

頭痛の感じ方や場所、訴えは、人それぞれ違います。

実は、300種類以上の頭痛の種類があると「国際頭痛分類 第3版(ICHD-3)」では言われています。

その中でも一般的には、一次性頭痛と二次性頭痛に分けられます。

  • 一次性頭痛…緊張型頭痛や偏頭痛、群発頭痛のように繰り返す慢性頭痛。いわゆる頭痛持ちといわれる状態。
  • 二次性頭痛…脳や他の疾患が原因となって起こる頭痛。(くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎など)

自律神経の乱れによる頭痛は、一次性頭痛に当てはまります。

つまり、緊張型頭痛や偏頭痛のような頭痛が自律神経の乱れによって起こります。

痛む場所は人によって違いがありますが、

  • 側頭部がズキンズキンと痛む
  • 後頭部が痛む
  • 後頭部から全体が締め付けられる
  • 頭全体が重く圧迫感がある

などの頭痛の感覚は、自律神経失調症による頭痛で現れます。

基本的には、首こりが原因で起こる頭痛も同じような感覚の頭痛になるため、この頭痛は自律神経か首こりのどっちが原因かの判別は困難です。

強いて言えば、頭痛だけでなく、吐き気やめまいなどの随伴症状があれば、自律神経の乱れが原因の頭痛と考えられます。

どちらにしても、首こりと自律神経は深く関わっていますので、自律神経を整えつつ、首こりもケアすると頭痛が改善していきます。

2.自律神経失調症による頭痛の治し方

2-1.生活習慣の見直し

  • 朝日を浴びる
  • 腸内環境を整える
  • お風呂は39~40℃のお湯に15分浸かる
  • 寝る前にスマホは見ない
  • 12時までには就寝する

食事のバランスと睡眠の質は、自律神経のバランスを整える上で重要です。

規則正しい生活習慣が送れているか振り返ってみましょう。

2-2.自律神経による頭痛を治すツボ押し

2-2-1.頭痛や肩こりに効く合谷(ごうこく)

2-2-1.頭痛や肩こりに効く合谷(ごうこく)

合谷は、肩こりや首こりの自覚があり、頭痛がする場合に効果的な手にあるツボです。

手の甲側を上にした状態で、親指と人差し指の指が交差した場所から、人差し指側へ押していき、痛みを感じるくぼみが合谷です。

親指での指圧やお灸をすると効果的です。

2-2-2.後頭部にある風府(ふうふ)・天柱(てんちゅう)・風池(ふうち)

2-2-2.後頭部にある風府(ふうふ)・天柱(てんちゅう)・風池(ふうち)

後頭部の凝りは、頭痛に直結します。

この部分には複数のツボがあるので、触ってより気持ちの良い部分を指圧します。

中心部から外側に向かって、風府、天柱、風池と並んでいます。

風府は、後頭部の中心線上にあり、後頭部の骨と首の境目の太い2本の筋肉に挟まれたくぼみにあります。

後頭部の髪の生え際から指2本分後頭部へ上がった部分のくぼみです。

天柱は、後頭部の髪の生え際で、太い2本の筋肉に挟まれたくぼみから外側に親指1本分離れた部分にあります。

風池は、天柱からさらに外側に指をずらしていくと、一番くぼんでいる部分にあります。

風府は人差し指と中指で、天柱と風池は親指で指圧します。

2-2-3.ストレス系の頭痛に太衝(たいしょう)

2-2-3.ストレス系の頭痛に太衝(たいしょう)

太衝は、足の親指と人差し指の骨が交差するところの前の凹んだ部分にあります。

親指で指圧します。

イライラして頭痛がする方におすすめです。

ツボを指で押す場合は、痛気持ちいい強さで3~5秒間ゆっくり持続的に圧迫します。

これを5回程度繰り返してください。

強すぎる刺激は、筋肉が緊張して逆効果になるので、痛気持ちいい強さで指圧をすることが重要です。

2-3.自律神経による頭痛を治すストレッチ

2-3.自律神経による頭痛を治すストレッチ

イスに座って頭の後ろで手を組みます。

2-3.自律神経による頭痛を治すストレッチ

首を前に曲げて、手の力だけで首筋を10秒伸ばします。

5回繰り返します。

2-3.自律神経による頭痛を治すストレッチ

次に斜め前に曲げて、首の横を10秒伸ばします。

左右とも5回繰り返します。

無理やり伸ばすのではなく、軽く伸びを感じる程度でゆっくり伸ばすことを心がけてください。

ツボ押しとストレッチを両方することで、首肩の凝りがほぐれ血行が良くなって頭痛が緩和します。

3.2週間続けても頭痛が治らない場合は?

3.2週間続けても頭痛が治らない場合は?

上記の治し方を2週間続けてみて、変化がみられない場合は、自力で治すのが困難な状態です。

そんなときは「鍼治療」がおすすめです。

鍼治療は、本来持っている自然治癒力を活性化し免疫力を高めます。

その結果、自律神経を整い頭痛が改善します。

対症療法である頭痛薬に対して、鍼治療は根本的に原因にアプローチできます。

以下、当院の鍼治療で頭痛が改善した症例です。

是非、参考にしてみてください。

4.まとめ

いかがでしたか?

自律神経失調症による頭痛の治し方をご紹介しました。

まずは、正しい生活習慣を身につけ、ツボとストレッチで体の緊張を緩和してみてください。

それでも変化が見られない場合は、鍼治療をご検討ください。

自律神経失調症について詳しくはこちら

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