【症例】パニック障害に伴う動悸、息苦しさ 20代男性

主訴

  • パニック症状は、旅行中に発症した。
  • それまで深夜までのバイトで重労働をしていたのが原因と考えている。
  • 昨年、動悸や息苦しさの症状が出ていて、最近落ち着いていたが、1ヵ月前に急に再発して、体の疲れが続くようになった。
  • 動悸や呼吸のしにくさを治したいと当院へ来院。

症状

主症状は、動悸、息苦しさ(呼吸がしにくい)、不眠、体のだるさ。

扁桃腺が痛みやすい。

トリガーポイント鍼療法

多裂筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、菱形筋、多裂筋(脊柱起立筋)など。

上半身の筋肉がガチガチに緊張しており、自律神経の調節もかねて、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:細い鍼で弱めの刺激で行う。

2回目:鍼治療後2日間楽だった。

3回目:起床時のだるさがピーク。動悸と息苦しさはなくなった。体のだるさのみ。

4回目:首~背中の鈍痛がある。他の症状は大丈夫になった。

まとめ

鍼治療と並行して、普段の生活リズムの改善を指導しました。

コロナの影響でオンライン授業になったため、パソコンを見る時間が増えました。

その結果、首こりを自覚するようになります。

パニック症状の方は、異常に首こりを自覚します。

そのため、時間があるときは、外の空気を吸ってウォーキングするよう伝えました。

同じような症状でお困りの方は、ご連絡ください。

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