【症例】ストレスや自律神経の乱れによる喉のつまり感 20代男性

主訴

  • 3週間程前から喉のつまり感があり、飲み込みにくい。
  • 以前も同症状があり、1週間程で自然に治まっていたが、今回は長引いている。
  • なかなか治らないことが逆にストレスとなって、自律神経が乱れ悪循環になっているので、治してほしいと当院へ来院。

症状

喉のつまり感と同時に首こりも自覚している。

大学の頃から自律神経症状が現れ始めた。

多く薬を飲んでいるので、心療内科で減らす治療をしている。

トリガーポイント鍼療法

  • 胸鎖乳突筋トリガーポイント
  • 頭半棘筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、胸鎖乳突筋、頚板状筋、菱形筋など。

ストレスが過度にかかると、全身の筋肉が緊張します。

自律神経に深く関わるのは首の筋肉なので、首こりの自覚が強くなります。

首の凝りが強くなると、圧迫感が出やすくなり喉のつまり感に繋がります。

そのため、首周りの筋緊張を和らげる目的で、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:細い鍼を使い、弱めの刺激で鍼治療を行う。

2回目:一時的に良くなったが、またストレスにより悪化した。

3回目:ストレスを感じても喉のつまりがあまり出なくなってきた。そのため、喉のつまりに対するストレスも軽減している。

4回目:過度なストレス時のみ症状が出る。以前より良い。

5回目:1ヵ月後に来院。喉のつまり感は完全になくなったのに、今度はほてりが出てきた。

6~8回目:ほてりとだるさがメインとなり、3回治療し安定してきたので、一旦終了とする。

まとめ

ストレスと首こりが重なると、自律神経が乱れます。

自律神経症状はいろいろありますが、今回の症例は喉のつまり感をメインに顔のほてりと体のだるさが現れていました。

首周りの緊張を緩和することで、自律神経が整い症状が改善します。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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