【症例】パワハラによる自律神経失調症(頭痛、胃痛、首の違和感) 30代男性

主訴

  • 2年半前に当時働いていた職場の上司によるパワハラで発症。
  • 一番辛いのは頭痛で、その他胃痛、首の違和感、肩痛、腰痛などがある。
  • 現在は、漢方のみで対処している。

症状

頭痛は後頭部から全体が痛い。

胃痛は食事後すぐ満腹感があり、胃酸により痛い感じ。

首は首と肩の境目の中心部あたりに違和感がある。

右肩は肩を回すと引っかかりがある。

腰痛は10年以上前からある。

トリガーポイント鍼療法

  • トリガーポイント鍼療法
  • トリガーポイント鍼療法

施術部位

背部多裂筋、頚板状筋、僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋など。

触診の結果、背中の筋肉の緊張が強く、次いで首筋に繋がって硬くなっていました。

首から背部の筋肉に対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:3日間食欲があり良かったが、その後、元の状態に戻った。

3回目:前回より良くなっている。胃もたれが軽減されている。

4回目:食欲がかなりある。腰痛も施術。

5回目:調子が安定してきた。右肩も施術。

6~7回目:鍼治療をすると首の違和感もなくなり腰痛も軽くなる。頭痛も胃痛もなくなった。現在メンテナンス中。

まとめ

2週間に1回のペースで鍼治療を継続しています。

数回の治療で胃の症状が軽減され、頭痛や首の違和感もなくなりました。

現在は本人の希望で首、肩、腰の治療をメンテナンスとして行っています。

このような自律神経症状は、再発することがあります。

再発しないように、また再発しても軽い症状でとどめておくためには、筋肉の緊張を和らげておく必要があります。

定期的なメンテナンスも重要です。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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