【症例】閃輝暗点、首肩こりによる片頭痛 40代女性

主訴

  • 閃輝暗点の症状が辛い。
  • 20代のころからひどい首肩こりがあり、片頭痛を引き起こす。
  • 今月3回嘔吐し、脳ドックに行ったが、異常なし。

症状

・年中症状がある。

・首筋のラインが特にコリを感じて、ひどくなると頭痛が起こる。

・体が常に緊張している、力が強く入る感じがする。

・既往歴(メニエール病)

・不眠や眼精疲労もある。

トリガーポイント鍼療法

治療部位は、僧帽筋、肩甲挙筋、頭頚板状筋、頭半棘筋、頭最長筋などをメインに首~肩、背部に鍼治療を行いました。

頭半棘筋トリガーポイント

特に、頭半棘筋の緊張が強く、集中的に治療しました。

1~2回目:頭半棘筋の筋緊張が強い。初回は左が特に痛かったが今回は右の症状が強い。閃輝暗点はなくなった。

3回目:寝つきが悪く、朝方まで寝れない。鍼治療をしている時間はリラックスできて寝ている。

4回目:鍼治療の効果を実感してきた。症状が少し和らいだ。

5~6回目:いい感じ。今までで一番調子良い。

7回目:腰が気になり始めた。腰も追加して治療を行う。

8回目:天候のせいか、孫の世話のせいか、悪くなる一歩手前。

9~10回目:雨の日は、重くしんどいが、頭痛もなくなり、首肩こりの張り感もうまくコントロールできるようになった。

一旦終了。

まとめ

週1回、良くなってからは2週に1回の頻度で3ヵ月ほど通院してもらいました。

治療は閃輝暗点と頭痛をなくすことを目標に行いました。

首肩こりの症状がひどくなると、頭痛などの諸症状が出ていたとのことなので、とにかくコリを柔らかくする必要がありました。

3回目まで全く効果が出ませんでしたが、その後効果が出始め、回数を重ねるごとに改善していきました。

今後は、コリをうまくコントロールしていくことが大切です。

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