【症例】左腕~手指までのシビレ 60代男性

主訴

  • 以前から同じ症状があり落ち着いていたが、また最近シビレが強くなってきた。
  • 睡眠時や車の運転など、くびの向きを変えたときシビレ症状↑↑
  • 病院では頚腕症候群と診断されている。

頚腕症候群とは・・・

くび、肩、腕にかけての痛みや凝り感、シビレがある。

レントゲンやMRIなど画像診断をしても器質的な異常がない場合につけられる病名。

肩こりもそのうちの一つです。

運動検査・触診

・左回旋後屈と肩甲挙筋・頚板状筋の触診でシビレの再現

トリガーポイント鍼療法

【治療部位】

肩甲挙筋・頚板状筋・多裂筋・僧帽筋・前腕伸筋群など

肩甲挙筋トリガーポイント

今回は、肩甲挙筋のトリガーポイントが原因でシビレが出ていました。

肩甲挙筋は首の横にある筋肉で、マッサージや触診で押すと、腕や手の方に痛みや違和感が出ることがあります。

これを肩甲挙筋からの関連痛といいます。

押したところとは違う場所に痛みが出る現象です。

今回は、この肩甲挙筋を押すと、症状と同じシビレが出たため、トリガーポイントが形成されていることがわかりました。

その肩甲挙筋のトリガーポイント治療をすると、3回目の治療から徐々にシビレが軽減し、5、6回目で1割症状が残っている程度まで改善しました。

現在も治療継続中。

まとめ

シビレ症状がある場合、筋肉からか、神経からのシビレか見極める必要があります。

筋肉がシビレの原因の場合は鍼治療によりシビレはとれます。

ヘルニアの診断や神経症状のある方でも、その症状自体筋肉が原因のことも多々あるので、

そのようなシビレでお悩みの方、ご連絡ください。

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