【症例】ボーリングによる手のひらのしびれ 50代男性

主訴

  • 1ヵ月前にボーリングを20ゲーム投げて、その1週間後から薬指と小指の手のひらがしびれている。
  • しびれが出るまでは、月にボーリングを100ゲーム(週に2.3回)、10年以上続けている。
  • 病院では、「肘部管症候群」と診断され、薬と塗り薬を2週間続けたが、変化がない。
  • 手術を勧められているので、手術をせず治したいとのことで、来院。

症状

字を書くとしびれが強くなる。

風呂に入るとしびれが強くなる。

常にしびれている。

正座後のしびれのような感覚。

動作時、触るなどしびれているのがわかる。

トリガーポイント鍼療法

  • 肘部管症候群
  • 尺側手根屈筋トリガーポイント

施術部位

肘部管を通る尺骨神経付近と尺側手根屈筋に対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:尺骨神経周囲に細い鍼で多めに施術。

2回目:変化なし。

3回目:指先のしびれは改善されてきたが、手のひらはしびれる。朝と風呂上がりが辛い。

4回目:少しずつ改善傾向。指先のしびれは若干残っている。

5回目:良くなっている。日中はほとんどしびれを感じない。朝と夜しびれが気になる。

6回目:日中のしびれがなくなった。朝と夜のみ若干のしびれあり。

7回目:ボーリングを再開した。問題なかった。

8回目:完全にしびれがなくなった。終了。

まとめ

週1回の頻度で施術しました。

施術を重ねるごとに、指先から徐々にしびれがとれていき、最終的に手のひらのしびれも完全になくなりました。

今回のしびれは、神経からのしびれだったので、神経周囲への刺激と血流改善により完治しました。

手術をする前に、鍼治療を試してみていただきたいです。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

肘部管症候群について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

なかいし鍼灸院