【症例】字を書く、パソコン入力が難しい手根管症候群 40代女性

主訴

  • 4年前から両手の手根管症候群で悩んでいる。
  • 事務職で字を書く、パソコン作業が辛い。
  • パソコンをしているときが一番辛く、安静時でも症状はある。
  • 元々ピアノをしていたが、中止している。
  • ブロック注射や鍼灸院も2件通ったが完治まではいかなかった。
  • 根本的に治したいとの思いで来院。

症状

手首から手のひらまでの圧迫感としびれがある。

指先はしびれない。

トリガーポイント鍼療法

  • 正中神経
  • 前腕屈筋トリガーポイント

施術部位

正中神経ファシア、前腕屈筋など

エコー観察で正中神経周囲の膜の癒着を確認し、エコーガイド下で鍼治療を行いました。

症状経過

1.2回目:変化なし。

3回目:調子良い方。仕事量が減った。首と肩が凝る。

4回目:前回より調子良くない。

5回目:前回と状態同じ感じ。

6回目:たまに圧迫感としびれがあるが、前ほどではない。

7回目:鍼の響きが小さくなってきた。

8回目:忙しく少し悪化。少し違和感あり。エコーでの癒着は右はなし。左が少しある。しびれは全然ない。圧迫感と違和感が若干ある程度。ほぼ大丈夫。

9回目:1ヵ月後に来院。調子良い。終了。

まとめ

2週間に1回の治療を8回行い、1ヵ月後の経過をみて終了としました。

当院に来院する前に他院にて治療していました。

そのため、ある程度改善した状態での来院で残りの4割がとれないとのことでした。

他院では筋肉に対する治療をされていましたので、当院では神経に対する治療を行いました。

神経にはエコーがないとアプローチできません。

最後の少しがとれないとお悩みの方は、ご連絡ください。

手根管症候群について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

なかいし鍼灸院