【症例】上腕欠損のため片側前腕の酷使による手根管症候群 30代男性

主訴

  • 10ヵ月前から左指の親指から薬指がしびれている。
  • 病院で首などのレントゲンやMRI検査をしたが、原因不明と言われた。
  • 右上腕を欠損しているため、左腕を使うので、負担となりしびれが出ていると考えている。

症状

仕事でマウスを使うのが辛い。

手首を叩くと指先にしびれが強く出る。

ピリピリするしびれ。

前腕の筋肉が硬くなっている。

トリガーポイント鍼療法

手根管症候群

施術部位

手根管、尺側手根屈筋、正中神経ファシアなど。

首が原因でしびれているのではなく、前腕を酷使することによりしびれが出ていると考えられました。

筋肉が硬くなったり、手根管で神経を圧迫してしびれが出る手根管症候群が疑われました。

そのため、前腕の筋肉の緊張緩和と正中神経ファシアに対して、エコー下でトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:全体的に少し良い感じ。

3回目:たまにピリッとくる。

4回目:マウスを丸いやつに変えると負担が減った。重い物を持つとしびれるが、初回より良い。

5回目:しびれがなくなった。まだ筋肉が硬いので、月1で治療をする。

6~10回目:しびれなく安定している。

11回目:違和感が多少ある。

12.13回目:安定している。

14回目:若干しびれあり。

15~20回目:順調。

21回目:手首を曲げるとピリッとくる。

22.23回目:安定している。

まとめ

前腕を酷使することによって発症した手根管症候群でした。

筋肉の緊張を緩和し正中神経ファシアにアプローチすることで、しびれがなくなりました。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

なかいし鍼灸院