【症例】パソコン作業による肩痛、腕が上がらない 50代女性

主訴

  • 半年前から気になっており、先週から肩が痛くなって腕が上がらない。
  • 病院には行っておらず五十肩ではないかと心配である。
  • コロナでジムに行けてなくて、筋肉が硬くなっている感じがする。

症状

腕を前から上げると、肩の前面が痛い。

逆に腕を後ろに引くと、筋肉が引き伸ばされて痛い。

伸びをする姿勢が辛い。

両肩とも同じ症状が出ている。

首肩こり持ち。

トリガーポイント鍼療法

  • トリガーポイント鍼療法
  • トリガーポイント鍼療法

施術部位

三角筋、棘下筋、僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、菱形筋など。

問診や運動検査の結果、五十肩のような拘縮や痛みはなく、肩こりのような症状が肩関節周りに広がり、その結果、腕の痛みや可動域の制限が出ていると推測されました。

そのため、首肩の筋肉、肩関節周りの筋肉に対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:細い鍼を使い、しっかり響かせる。鍼治療直後、肩を動かすと正常の可動域に戻り、痛みもなくなった。様子見。

まとめ

今回は、五十肩ではないけど、五十肩に似た症状を呈した症例でした。

今まで運動していて体がほぐれていたのに、運動を中止したことで筋肉が硬くなり可動域が制限されていました。

そのような場合は、鍼治療で筋肉を柔らかくすることで、改善します。

異変を感じてすぐ治療できたおかげで、1回で効果を実感することができました。

痛くなってから治療開始までの期間が長いと、筋肉が拘縮を起こすので、改善に時間がかかります。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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