【症例】ボールを投げたときだけ痛い野球肩 10代男性

主訴

  • 中学クラブチームで軟式野球をしている。
  • 5ヵ月前から右肩が痛く、病院では骨に異常はないと言われた。
  • 近い距離で軽く投げることはできるが、思い切り遠投がしたいとの思いで来院。

症状

7割の力で投げると痛い。

遠投ができない。

投げた後ストレッチをすると痛い。

肩の外側が痛く、押さえると痛い。

トリガーポイント鍼療法

三角筋中部線維トリガーポイント

施術部位

三角筋中部線維など

運動検査や触診の結果、三角筋中部線維のトリガーポイントが原因と考え施術しました。

三角筋は、肩関節を覆う筋肉で、前部・中部・後部線維でできています。

三角筋中部線維は、肩の外側にあります。

症状経過

1回目:細い鍼を使って、しっかり刺激を入れた。痛みのない範囲で投げるよう指導。

2回目:少し山なりのキャッチボールをした。以前より軽く投げたときの痛みが減った。

3回目:少しずつ投げられるようになっている。

4.5回目:良くなっている。力を入れて投げられるようになってきた。

6回目:投げた次の日に痛みが少しある。

7回目:塁間6割の力で投げて痛みがなかった。たまに8割の力で投げても痛くないときも増えた。

8回目:40mしっかり投げられた。

9.10回目:痛みが1割残っている感じ。ほぼ大丈夫。

11回目:2週間後に来院。MAXで投げる不安があるが痛みはない。終了。

まとめ

週一の鍼治療を継続して行い、最後は2週間後に来院してもらい、状態を確認しました。

当院では、痛みの程度にもよりますが、痛みのない範囲で投げてもらいます。

そこから痛みの程度を確認しながら、施術していきます。

野球肩でお悩みの方は、ご連絡ください。

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