【症例】リリース時に痛い上腕二頭筋長頭腱炎、野球肩 10代男性

主訴

  • 1年前から肩の前面が痛かったが、ストレッチで誤魔化しながら投げていた。
  • 高校野球を引退し今後野球を続けることはないが、今でもボールを投げると痛いので治したいと当院へ来院。

症状

リリース時に痛い。

トリガーポイント鍼療法

上腕二頭筋長頭腱炎

施術部位

上腕二頭筋長頭。

触診やエコー観察の結果、上腕二頭筋長頭腱に原因があると推測できました。

上腕二頭筋長頭腱とは、力こぶを作る筋肉の腱で肩の前面にあります。

野球肩は、肩の中、後面、前面など痛い部位が違うので、それぞれ病態も違います。

今回のケースは、上腕二頭筋長頭腱の痛みだったので、この部分のみ集中してトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:強めに投げられるようになった。

3回目:前回の治療後、少し痛みが軽減した。投げた後に痛みが残ることはない。

4回目:ステップして投げると痛みはないが、ピッチャーのように大きく腕を振ると痛みが残っている。

5回目:調子良くなった。終了。

まとめ

週1回の鍼治療を継続して行いました。

野球肩の鍼治療は、5回ほどである程度回復します。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

上腕二頭筋長頭腱炎について詳しくはこちら

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