【症例】肘の曲げ伸ばしが痛い野球肘 10代男性

主訴

  • 右肘の後面が曲げ伸ばしをしたときに痛い。以前は、肘の内側が痛かった。
  • 投げているときは痛みは少なく苦痛ではないが、投げ終わった後痛くなる。
  • 大学の準硬式で野球をしている。(練習は週3回)
  • 1ヵ月後に全国大会があるので、それまでに治したいと思い、来院。

症状

肘を伸ばしきるときに痛み。

押さえて痛みはない。

トリガーポイント鍼療法

上腕三頭筋トリガーポイント

施術部位

上腕三頭筋、肘筋など

肘を曲げるときより伸ばすときに痛みがあるので、上腕三頭筋と肘筋に鍼治療を行いました。

上腕三頭筋と肘筋は、肘の後面にあり、肘を伸ばす動きをする筋肉です。

野球肘は内側が痛くなる症例が多いのですが、今回のように後面に原因がある場合もあります。

肘の動きを分析して、トリガーポイントを探すことができれば、比較的早く改善します。

症状経過

1回目:上腕三頭筋の腱をメインに施術。練習を継続して痛みがどのように変化するか確認してもらうことに。

2回目:20日後に来院。前より投げられるようになったが、投球時に引っかかりがある。投げ始めに少し痛みがあり、投げ終わった後は違和感がある。2回目の治療後、経過良好のよう。

まとめ

野球での肘や肩の痛みで来院される方が多いです。

当院では、痛みの程度にもよりますが、練習をしながら経過を観察しています。

実際に投げてみないと痛みの状態がわかりません。

筋肉を適度に動かしながら治していくことが大切と考えています。

野球肘でお困りの方は、ご連絡ください。

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