【症例】卓球により再発したテニス肘 60代男性

主訴

  • 6年前にテニス肘になったことがある。
  • その際は卓球で発症し、1年後に自然治癒したが、今回は2ヵ月前に再発し、現在は卓球を中止している。
  • 整形外科で湿布とレーザー治療を週2回しているが変化がない。
  • 卓球は週3回しており、早く復帰したいとのことで当院へ来院。

症状

肘の関節付近と上腕の方まで痛みが広がる。

日常生活では、物を掴む動きが一番痛い。

トリガーポイント鍼療法

上腕骨外側上顆炎

施術部位

上腕骨外側上顆、総指伸筋、腕橈骨筋、橈側手根伸筋など。

肘を触ると、肘の外側に骨の出っ張りがあります。

この部分を上腕骨外側上顆といい、前腕の筋肉が付着します。

テニス肘はこの上腕骨外側上顆の炎症です。

使い過ぎによるものなので、安静にしていると治ることもあるのですが、1ヵ月経っても痛みが取れない場合は、治療しないと治らないと思います。

今回は、上腕骨外側上顆を中心にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:鍼治療後、一時的に悪化した後軽くなった。

3回目:さらに良くなった。スイングでは痛みあり。

4回目:良くなっている。

5回目:調子良い。ダメ押しでラスト来た。終了。

まとめ

5日に1回の鍼治療5回行いました。

治療を積み重ねていくごとに良くなっていき、完治しました。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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