【症例】手を握る、捻ると痛い肘の痛み 50代男性

主訴

  • 2ヵ月前から手を強く握る動きと、手首を捻ると肘が痛い。
  • テニスやパソコン業務が原因と思う。
  • 病院には行っていたが、調べていると、テニス肘の症状によく似ているとのことで、当院へ来院。

症状

手首を反らすと痛い。

強く物を握ったり、タオルを絞る動作が痛い。

テニスは週1で3時間しているが、今まで肘が痛くなったことはない。

トリガーポイント鍼療法

  • 上腕骨外側上顆炎
  • 総指伸筋トリガーポイント

施術部位

上腕骨外側上顆の骨膜、総指伸筋、腕橈骨筋、橈側手根伸筋など

1ヵ月鍼治療(週1)を行い、その間はテニスを中止するよう伝え、肘外側の出っ張り(上腕骨外側上顆の骨膜)と前腕の筋肉に対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:上腕骨外側上顆の痛みはなくなり、前腕の筋肉だけ痛い。

3回目:日常生活での痛みがなくなった。パソコン作業で夕方になると少し痛い。

4回目:テニスを再開。パソコンでの痛みはなくなった。

5回目:テニス後痛みはないが、筋肉の張りがある。

6回目:2週間後に来院。ストレッチで何とかなるレベル。終了。

まとめ

一旦テニスを中止し、鍼治療に専念することで、肘への負担が減り早期に改善しました。

テニス肘は、使い痛みによるものなので、症状が重い場合は、過度な使用を中止します。

同じような症状でお困りの方は、ご連絡ください。

テニス肘について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

なかいし鍼灸院