【症例】頚椎ヘルニアの痛みが実は肘が原因だった症例 60代女性

主訴

  • 3ヵ月前に風呂のお湯を汲んだ際に左肘に痛みが走り、その後次第に左肩、上腕、手首まで痛みやこわばりが出現。
  • 病院でMRI検査の結果、頚椎ヘルニアと診断された。(20年前にも頚椎ヘルニアと診断されたことがある)
  • 朝3.4時に決まって重い痛みとこわばりが強くなるので、何とかならないかと当院へ来院。

症状

肩関節周りがチクッとする痛み。

前腕が全体的に弱い痛み。

手の甲全体にこわばり感。

首の動きで可動域制限や症状の再現はない。

テニス肘テストをするも問題なし。

トリガーポイント鍼療法

  • トリガーポイント鍼療法
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施術部位

橈側手根伸筋、棘下筋、肩甲挙筋、僧帽筋、頭半棘筋、棘下筋など。

問診や運動検査によって、頚椎ヘルニアによる症状ではなく、肘からきていると考えました。

症状が肘を痛めたことから始まっていること、そこから肩、首へと筋膜の繋がりで症状が広がっていることが疑われました。

肘を中心に首までトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:軽く響かせる。

2回目:鍼治療の次の日から調子が良かった。初回より痛みの強さが軽減。

3回目:手のこわばりがなくなった。腕のだるさのみ残っているが、かなり調子が良い。

4回目:良い状態で安定している。

5~6回目:調子良い。終了。

まとめ

頚椎ヘルニアの症状が実は、肘の痛みから持続している症例です。

痛みが発症した原因がはっきりしていたので、肘を疑うことができました。

肘から肩や首まで痛みが広がることもあります。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

頚椎椎間板ヘルニアについて詳しくはこちら

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