【症例】痛みで夜眠れない頚椎ヘルニア 60代女性

主訴

  • 1ヵ月前に筋膜ローラーで首、肩周りをゴリゴリやり過ぎて、首から腕まで痛みが出てきた。
  • 整形外科で頚椎ヘルニアと診断され、痛み止めを服用している。
  • 痛み止めは、効いているときは鈍い痛み、痛み止めがきれると激痛となり夜眠れず困るので、何とかならないかと県外から当院へ来院。

症状

痛みは、左首~肩、肩甲骨~腕に繋がってくるイメージ。

首を後ろに倒すことができない。

左に振り向く動きが難しい。

寝返りができない。

トリガーポイント鍼療法

頚板状筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、菱形筋、棘下筋、三角筋など。

安静時でも痛みが強く、長時間家事ができない、睡眠が妨げられるなど、日常生活にも支障が出ている状態でした。

運動検査やエコー観察の結果、頚板状筋という首~肩にかけてある筋肉が原因と推測でき、頚椎ヘルニアによる症状ではないと判断しました。

その頚板状筋を中心にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:かなり良くなり、眠れるようになった。ヘルニアからではないと言われ、安心できた。

3回目:良くなっている。背中が気になる。

4.5回目:良くなってきたので、薬の量を減らしている。

6回目:薬を完全に止めた。時々痛みがある程度。

7~9回目:現状維持。

10回目:痛みが消失。完治とする。

まとめ

回数を重ねるごとに改善していきました。

薬の量を少しずつ減らすことによって、薬がなくても大丈夫と安心できるようになります。

焦らず10回程度で改善するのがベストです。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

なかいし鍼灸院