【症例】針で刺されるような右後頭部痛 60代女性

主訴

  • 10日前に何の前触れもなく右後頭部が痛くなり、翌日我慢して仕事をしているとさらに悪化し、痛みで眠れなくなった。
  • 整形外科でのMRI検査でストレートネックと頚椎ヘルニアと診断され、痛み止めを処方された。
  • 痛み止めが切れると激痛で耐えられないので、何とか痛みを取りたいと当院へ来院。

症状

右後頭部が針で刺されているような痛み。

痛みの間隔が数秒間隔で、それが持続する。

痛み止めは効いても6時間。

トリガーポイント鍼療法

頭半棘筋トリガーポイント

施術部位

頭半棘筋、頭板状筋、側頭筋、頚板状筋など。

痛みが限局的で右後頭部に集中していました。

この部分には、頭半棘筋と頭板状筋が付着しており、後頭部痛の原因になるところです。

そのため、この後頭部を中心にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:4日後に来院。2日間、薬を1日1回ですんでいる。痛みが30分間隔で我慢できるレベルになった。針で刺すような痛みはなくなった。

3回目:1ヵ月後に来院。前回の鍼治療2日後からほぼ痛みがない状態が続いている。痛み止めも飲んでいない。1日の中で2.3回痛みが出るが弱い痛みなので大丈夫。一旦様子見。

まとめ

急な痛みの場合は、早く治療を開始することで、回復が早まります。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

頚椎椎間板ヘルニアについて詳しくはこちら

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