【症例】耳鳴り(トンネルに入った感じの閉塞感)、首肩の痛み 30代男性

主訴

  • 1ヵ月前から、首肩のこりと痛みが酷くなり、耳鳴りが出てきた。
  • 耳鳴りは、トンネルの中に入ったときのような閉塞感。
  • 長時間運転することがあり、それが症状を悪化させたように思う。
  • 3年前も同じような症状あり。

症状

・頚部や肩部の動きによる症状の悪化はなし。

・普段、下を向いて作業することが多く、その姿勢を長時間していると症状が悪化する。

・特に左の方が症状強い。

トリガーポイント鍼療法

胸鎖乳突筋からのMPSと判断し、トリガーポイント鍼治療を行いました。

【治療部位】

僧帽筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋、顎二腹筋、頭半棘筋、板状筋など

胸鎖乳突筋トリガーポイント

これは、胸鎖乳突筋です。

耳の後ろに付いていることからも、耳の症状に深く関わりがあります。

板状筋トリガーポイント

この頭板状筋も耳の症状に関係します。

1~2回目:日によって耳鳴りは良かったり悪かったり。頚部の圧迫感減少、閉塞感も減少。MRIを撮ったが問題なし。初回の症状が10だとすると今は5。

3回目:長時間運転することがあり、頚部のこり感が強い。

4回目:今は痛みより耳鳴りが不快。薬で治したくない。

5回目:最近運動を始めた。張り感はあるが、気にしないでいいレベルになった。耳鳴りもほとんど感じなくなった。様子見。

6回目:2ヵ月後来院。4時間運転後、首肩こりが強くなった。

7回目:4ヵ月後来院。ひどくなる前に来院。前ほどではないが、コリ感が出てきた。

まとめ

初回から5回目までは週1で治療しました。

5回目の治療でほぼ耳鳴りが消え、凝り感も減少しました。

仕事柄どうしても長時間同じ姿勢を続けていると、首や肩は凝ってきます。

今は、ひどくなると治療をするというパターンにしています。

凝りや痛みがひどくなると、耳鳴りが出てしまうので、出る前に予約を取っていただいております。

耳鳴り・突発性難聴について詳しくはこちら

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