【症例】違和感から始まった肩の痛み 40代女性

主訴

  • 半年前から肩に違和感があり、様子見をしていたら、少しずつ痛みが出てきた。
  • 病院には行っておらず、日常生活でも痛みが辛くなってきたため、当院へ来院。

症状

肩の可動域は若干制限があり、力を入れると痛みと不安感がある。

最近、夜間痛がある。

捻りの動きをすると肩関節付近と後面が痛い。

トリガーポイント鍼療法

  • 棘下筋トリガーポイント
  • 三角筋中部線維トリガーポイント

施術部位

棘下筋、三角筋、棘上筋など。

運動検査やエコー観察で、棘下筋や棘上筋などの腱板に原因があると推測できました。

腱板と三角筋を中心にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:鍼治療が初めてだが、しっかり響かせる。

2回目:夜間痛はまだある。痛みの部位が移動した。

3回目:冷えたせいか、痛みが悪化した。

4回目:動かしやすくなり、パキパキ音が鳴るようになった。

5回目:ストレッチを再開したが、痛くて止めた。

6回目:今週は調子が良く、腕を大きく回す運動をしている。

7回目:ストレッチをやり過ぎて痛みがあるが、可動域が広がっている。

8.9回目:もう少しな感じ。捻りの動きだけ痛みが残っている状態。

10回目:もう少し可動域を広げたい。

11.12回目:水平内転のみ可動域制限がある。他の動きはOK。

13~15回目:現状維持。

16回目:水平内転の可動域が広がってきた。

17.18回目:水平内転が正常範囲内になった。様子見とする。

まとめ

週1回、途中から2週間に1回の鍼治療を継続して行い、6ヵ月程で可動域制限もなくなり完治といたしました。

違和感を放置していると、次第に痛みへと変わり、最終的には五十肩のように可動域制限が現れます。

可動域が制限されると、最低でも半年くらいはかかりますので、違和感のうちに治療しておくことが大切です。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

五十肩について詳しくはこちら

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