主訴
- 3日前に突発性難聴を発症。
- 発症前に首が痛かった。
- 耳の閉塞感が強く、耳鳴りがひどい。
- 閉塞感が抜ければ聞こえるような気がする。
症状
聴力検査では、高・低音とも聞こえていない。
詰まり感が強く、ほとんど聞こえない。
耳鳴りはざわざわしている音が聞こえる。
トリガーポイント鍼療法
施術部位
胸鎖乳突筋、頭板状筋、顎二腹筋、側頭筋など
突発性難聴は、耳周りの血流を上げることが重要なので、首、後頭部、側頭部、顎の筋肉の緊張をとるために、トリガーポイント鍼療法を行いました。
症状経過
1回目:鍼治療に慣れているということなので、強めに刺激を入れる。鍼がよく響く。
2回目:変化なし。相変わらず鍼がよく響く。
3回目:しゃべると耳に音が響く。今日から音が反響する。肩こりを強く感じるようになった。(突発性難聴になる前の凝りを自覚し始めた)
4回目:低音が少し聞こえるようになった。耳鳴りの音は変わらない。
5回目:聴力が上がってきたが、セミの音が鳴る。
6回目:前回と症状変化なし。
7回目:朝の閉塞感が一番強い。日中は、閉塞感と耳鳴りとも波がある。
8回目:耳鳴りが小さくなったが、ストレスが強いとひどくなる。自覚として、初回に比べ症状が半分まで回復した。
9回目:病院で聴力検査をして、高音が聞こえるようになっていた。閉塞感が一番気になる。
10回目:鍼治療中は、閉塞感がスッとなくなる。空気が抜ける感覚がある。再度聴力検査で高・低音とも正常範囲内まで回復した。
11~13回目:聴力は大丈夫になった。仕事が忙しいときやストレスがかかったときに閉塞感が出るだけになった。一旦終了。
まとめ
週2回の治療を11回目まで、その後週1で2回治療しました。
閉塞感がとにかく強い突発性難聴で、最後まで完治には至りませんでしたが、体へのストレスがかからなければ問題ないレベルまで回復しました。
突発性難聴は、少しずつ改善していきますので、諦めず地道に続けていくことが大切です。
同じような症状でお困りの方は、ご連絡ください。
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