【症例】電話の声が聞き取りにくい突発性難聴 40代男性

主訴

  • 5日前電話中に難聴になり、病院へ行くと突発性難聴と診断された。
  • 雑音は聞こえるが、ほとんど音を拾わない状態である。
  • ステロイドと続けているが、突発性難聴は発症してから早期治療が大事と分かって、ネットで調べて当院へ来院。

症状

難聴と耳鳴りが強い。

発症する前に首がよく凝っていた。

トリガーポイント鍼療法

胸鎖乳突筋トリガーポイント

施術部位

胸鎖乳突筋、顎二腹筋、耳周り、頭半棘筋など。

突発性難聴は左耳で、以前から左首から肩にかけての凝りに悩んでいたようでした。

首の凝りの影響を受けている可能性が高いため、首周りに対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:かなり敏感に反応するが、しっかり響かせる。

2回目:耳の状態は変わらないが、凝りが緩和された。

3回目:雑音が聞こえ始めた。

4回目:耳鳴りは改善しないが、聞き取りができるようになってきた。

5回目:聴力検査で聴力が上がっていた。

6.7回目:現状維持。

8回目:音がわかるようになった。

9.10回目:だいぶ聞こえるようになった。

11.12回目:現状維持。病院で8割回復しているので、町医者へ行くように勧められた。

13~16回目:耳鳴りは残存したが、難聴は完治し終了とする。

まとめ

最初の10回までは週2回、その後週1、2週間に1回と間隔を空けながら鍼治療を行いました。

難聴と耳鳴りを併発している突発性難聴で、とにかく発症してから早期治療が重要な中で、難聴は完治しましたが、耳鳴りは残ってしまいました。

病院と並行しながら、できる限りのことはできたと思います。

突発性難聴は、完治するのが難しい病気ですが、後悔しないためにも早いうちにできる治療をすることが大切です。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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