【症例】運転で肩こり悪化による頭痛 20代男性

主訴

  • 肩こりと頭痛が辛い。
  • 頭痛は、5年前からある。
  • 肩こりは、2年前から自覚し始めた。
  • 考えられる原因は、営業職で車の運転が多く、肩こりが悪化したことと普段の姿勢の悪さが頭痛に繋がったと思う。
  • 1回頭痛が出ると一週間続くことがあり、市販薬を2錠飲むが効かない。
  • 以前鍼をして頭痛が悪化した経験があり、ここ1年はマッサージを受けていたが、根本的に治したいと思い、来院。

症状

右こめかみから側頭部にかけて頭痛。

肩こりがひどくなると、頭痛がする。

頭痛の長さは、30~40分続く。

車を運転しているときに頭痛が多い。

首を前後に動かすと首筋が張る。

後ろに振り向いた姿勢で首を後ろに倒すと首と肩に痛みが出る。

トリガーポイント鍼療法

  • 肩甲挙筋トリガーポイント
  • 頭板状筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭板状筋、頚板状筋、菱形筋など

触診により、首の横にある肩甲挙筋の凝りが強く、頭痛に関係する頭板状筋に圧痛があったため、そのあたりをメインに施術しました。

また、以前鍼治療により悪化した経験があるため、細い鍼で刺激を抑えて施術しました。

症状経過

1回目:弱い刺激で鍼後のだるさが出ない程度に施術。

2回目:前回の鍼後、頭痛は1回も出ていない。まだ首の動きに制限がある。張り感を強く感じる。

3回目:腰痛を発症し、腰を施術。

4回目:腰痛あるが、首肩を施術。

5回目:肩こりはあるが、頭痛はない。

6回目:凝り感はあり、少し肩が重い程度。頭痛はない。

7回目:全体的に重い。ひどいわけではない。頭痛はない。

8回目:1回頭痛があった。

9回目:昨日だけ頭痛があった。

10回目:頭痛はない。肩甲骨周りが重い感じ。転勤により終了。

まとめ

ここ2年で外回りの仕事が増え、車の運転時間が長くなっていたそうです。

運転時は、緊張しているせいか、首と肩の筋肉が硬くなり、肩こりが悪化してしまいました。

その結果、頻繁に頭痛を感じるようになっていました。

明らかに肩こりの悪化による頭痛です。

そのため、肩こりを和らげる鍼治療をすることで、頭痛も消失しました。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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