【症例】野球肘、骨挫傷、上腕三頭筋の炎症 10代男性

主訴

  • 県外の高校野球部に所属。
  • 2ヵ月前に準備運動不足で思い切りボールを投げて以降、肘の外側やや後面が痛い。
  • 一度痛みが落ち着き、再度投げ続けているとまた痛みが出てきた。
  • 整形外科で骨挫傷、上腕三頭筋の炎症と診断された。
  • 現在広島に帰省しているので、当院へ来院。

症状

肘をしならせると痛い。

ボールを持たずに投げる動作をしても痛みがある。

痛みは上腕骨外側上顆の後面あたりに出る。

トリガーポイント鍼療法

  • トリガーポイント鍼療法
  • トリガーポイント鍼療法

施術部位

上腕骨外側上顆後面の骨膜、総指伸筋など。

骨挫傷が起きている上腕骨外側上顆の後面の骨膜に集中して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

通院が難しいので、1日2回治療を行いました。

症状経過

1回目:上腕骨外側上顆の後面で認知覚が出る。しっかり響かせる。

2回目:2週間後に来院。まだ思いっきり投げてはいないが、かなり良くなった。今後は負荷を上げて投げていく。

まとめ

上腕三頭筋の炎症ということでしたが、上腕三頭筋に異常はなく、上腕骨外側上顆の後面の骨挫傷部の痛みでした。

骨挫傷は時間が薬ではありますが、その部分に鍼刺激を加えることで、回復を早めることもできます。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

野球肩・野球肘について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

なかいし鍼灸院