主訴
- 昔からピッチャーをしており、5年前の大学時代に痛めた。
- 現在は、軟式の草野球をしており、トレーニングなどでだいぶ投げられるようにはなった。
- 不安感からか腕が振れないので、思い切り投げたい。
- 元々は肩の前が痛く、後ろの痛みは、投げた後の疲労感からくる。
症状
リリース時の痛みは、肩の前。
スローイング後の痛みは、肩の後ろ。
トリガーポイント鍼療法
施術部位
肩関節の前の痛みは、上腕二頭筋長頭腱、後の痛みは、棘下筋が原因と考え、トリガーポイント鍼療法を行いました。
症状経過
1回目:鍼が初めてだが、刺激をしっかり入れる。
2回目:まだ実感はない。試合後に肩の後ろがだるくなる。
3回目:肩の後ろの痛みが減ってきた。
4回目:肩の前の痛みが減ってきた。後ろは張る感じ。
5回目:肩の前の上腕二頭筋長頭は良くなった。肩甲下筋腱への鍼に移行。
6回目:ボールは投げていないが、シャドーで不安なく腕が振れるようになった。
7.8回目:100球くらい投げて少し痛みがあった。思い切り腕が振れるが痛みがあった。全体的には良くなっている。
9.10回目:痛みがかなり減った。シーズン中なので、メンテナンスに移行。
11~18回目:10回まで基本週1回の鍼、11回目からは2週間に1回のメンテナンス。シーズン終了。また始まったら来院予定。
まとめ
投げられない痛みではありませんでしたが、投げるたびに不安を抱えている状態でした。
特にピッチャーをしているので、球数も多いため、改善スピードも緩やかです。
シーズン中は鍼でメンテナンスをしながら、試合でのパフォーマンスを上げること大切です。
同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。
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