【症例】2年前から続くテニス肘 40代女性

主訴

  • 2年前にテニス肘になり、リハビリや注射を受けてきたが、最近日常生活でも痛みが増すようになった。
  • 原因は特に思い当たらないが、仕事でたまに重い物を持つことがある。
  • 整形外科では、手術を勧められたができればしたくないので、何とかならないかと思い来院。(以前、反対側の肘もテニス肘になり手術をした経験があり、手術後のリハビリに時間がかかったため)

症状

手首を捻ると肘の外側が痛い。

肘を伸ばすと痛い。

安静時でも痛いときがある。

起床時が一番痛い。

トリガーポイント鍼療法

  • 上腕骨外側上顆炎
  • (長)橈側手根伸筋トリガーポイント

施術部位

外側上顆の骨膜、前腕伸筋群、肘筋など

痛い場所が関節周りをコロコロ変わるため、テニス肘に関係するすべての部位に対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:鍼治療に恐怖心があるため、一番細い鍼で軽く施術を行う。

2回目:反対側の肘も気になるので追加。

3回目:痛みは減少気味。

4回目:肘の上方に痛みが移動した。

5回目:手首を内側に捻ると痛い。

6回目:患部をかばうため、反対の肘が気になる。

7回目:日によって痛みの強さが変わるが、初回より良くなっている。

8回目:痛みが2割残っているレベルまで改善した。

9回目:鍼治療によって全身の体調が良くなった。

10~15回目:メンテナンス。ほとんど気にならない。終了。

まとめ

7回まで週2、その後週1、2週間に1回と治療頻度をあけていきました。

継続して施術していくことで、2年間続いていた肘の痛みが消失しました。

テニス肘は、使い痛みによって起こるものなので、過度な使用は注意してもらうことが治療をしていく上で重要です。

根本的にテニス肘を治したい方は、ご連絡ください。

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