【症例】予備校生の動悸 10代男性

主訴

  • 4ヵ月前から原因不明の動悸に悩まされており、病院で心臓や甲状腺など調べたが、異常がなかった。
  • 現在予備校生で、このままの状態だと受験できないので、治してほしいと当院へ来院。

症状

主症状は、動悸でその他の症状はない。

1ヵ月前は不眠ぎみだったが今は大丈夫。

体が疲れている感覚がする。

動悸は波があり、緊張時に発生しやすい。

ここ3ヵ月首こりの自覚が強い。

トリガーポイント鍼療法

  • 頭半棘筋トリガーポイント
  • 多裂筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、胸部多裂筋、菱形筋など。

触診の結果、首こりが強く背中の筋肉も緊張が強い状態でした。

完全に自律神経が乱れている状態だったので、まずは上半身の緊張を緩めるために、首から背中の筋肉に対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:細い鍼で軽く響かせる。

2回目:動悸の回数が減っている。2ヵ月後に受験があるが特にプレッシャーなってはいない。

3回目:少しずつ良くなっている。

4回目:波がある。動悸が続くときは結構長い。週の半分調子が良い程度。

5回目:動悸の回数が減った。筋肉の緊張も取れてきた。

6.7回目:現状維持。

8回目:かなり改善した。動悸の回数、持続時間とも激減した。来週1回目の受験がある。

9.10回目:現状維持。

11回目:良くなっている。

12回目:調子良い。明日2回目の受験。1回目は合格しているので気持ちが楽。

13.14回目:調子良い。終了。

まとめ

予備校生であり、受験の勉強でかなり疲れが溜まっていたようで、そこから自律神経が乱れて動悸が発生していました。

首こりを解消し背部の筋肉の緊張が取れることで、自律神経が整い動悸が改善しました。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

自律神経失調症について詳しくはこちら

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