- 背中が凝りやすい!
- 猫背に効くトリガーポイントとは?
猫背になると、背中の筋肉が張った状態となり、凝りやすくなります。
そして、首や腰にも悪影響を及ぼします。
猫背にならないように姿勢を正そうと意識しても、自然と楽な体勢をとってしまいますよね。
それは、背中の筋肉にトリガーポイントがあるからです。
この記事では、背中にトリガーポイントがあると猫背になる理由を解説しています。
是非、参考にしてみてください。
1.トリガーポイントとは
トリガーポイントとは、筋肉にできたコリのようなしこりのことです。
厳密には、筋膜(筋肉を包んでいる膜)の癒着です。
横に伸びる白い線が筋膜です。
上の筋肉と下の筋肉の間に合わさるような形で筋膜はあります。
この筋膜が画面右側では分厚く写っているのが確認できます。
この部分で筋膜同士の癒着が起こっているということです。
つまり、筋肉のしこりであるトリガーポイントは、筋膜の癒着であることが理解できると思います。
2.トリガーポイントの性質
2-1.痛みを遠くに飛ばす
痛みがあるところにトリガーポイントがあるわけではありません。
例えば、背中にトリガーポイントがあると仮定します。
「はじめは背中に凝りを感じていたけど、だんだんと腕の方もだるくなってきた!」
これは、背中のトリガーポイントが腕に痛みを出している可能性が高い状態です。
このように、痛みの場所とは関係ないところにトリガーポイントがあるのです。
2-2.無意識にトリガーポイントがある筋肉を伸ばす
誰でも無意識のうちにしてしまっている姿勢があると思います。
例えば、椅子に座ったとき、決まって右足を左足にかけて足を組む人。
一見姿勢の悪さを指摘されがちですが、右のお尻の筋肉にトリガーポイントがある証拠です。
足を組むことで、右のお尻を無意識にストレッチしているのです。
トリガーポイントがある筋肉を無意識に伸ばし、ストレッチした状態を作り出すことは、凝りを和らげる姿勢なのです。
つまり、無意識に伸ばしている筋肉にトリガーポイントがあるということになります。
3.背中にトリガーポイントがあると猫背になる理由
3-1.猫背の姿勢
猫背の姿勢は、まず肩甲骨が外に開きます。
これを肩甲骨の外転といいます。
肩甲骨が外に開く(外転)と、肩甲骨の内側の筋肉が伸ばされた状態、すなわちストレッチされた状態となります。
3-2.背中のトリガーポイントを伸ばす姿勢が猫背
「2-2.無意識にトリガーポイントがある筋肉を伸ばす」で説明したように、背中のトリガーポイントを伸ばす姿勢が猫背なのです。
猫背を正そうとすると、左右の肩甲骨をギュッと引き締めて、背筋を伸ばそうとすると思います。
トリガーポイントのある筋肉を持続的に収縮(猫背は左右の肩甲骨を引き締める)させると、疲労感や痛みが現れる特徴があります。
正しい姿勢をキープしようとしても、疲労感からかいつの間にか猫背になってしまうのは、背中にトリガーポイントがある可能性が高いといえます。
猫背の原因となる筋肉は、背中、胸、肩など複数ありますが、背中の疲れや痛みがある場合は、背中のトリガーポイントを疑ってみてはいかがでしょうか?
4.まとめ
いかがでしたか?
- トリガーポイントがある筋肉は無意識のうちに伸ばしている。
- 背中のトリガーポイントが猫背の原因となる。
トリガーポイントを取り除いた上で、姿勢を正す意識をしていただくと、改善に近づきます。
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