【症例】背中の痛み、背骨の横が筋肉痛のような痛み 60代男性

主訴

  • 7~8年前から背中(Th8以下)の両サイドの筋肉が痛い
  • 特に右の背中が痛い
  • コリ感、重だるい痛み、つっぱり感など痛みの性質は違う
  • 病院でMRI、CT検査をしたが異常はなかった
  • マッサージや鍼治療をしていたがあまり効果がない
  • 首や肩も凝り、耳鳴りもする

運動検査

頚部前屈で背中のつっぱり感あり

頚部後屈で背中が痛い

腰部両側回旋で右腰のみ痛い

頚部両側回旋で右側頚部が痛い

右棘下筋を押すと右僧帽筋に響く

トリガーポイント鍼療法

現在、月2回の治療を継続しています。

【治療部位】

多裂筋、最長筋、腸肋筋、頚部以下の筋など

多裂筋トリガーポイント

長年の症状は、この多裂筋トリガーポイントが関係しています。

多裂筋は、体の一番奥にあり、なかなか治らない症状は、深部の筋肉が原因となります。

主訴の背部痛だけでなく、上半身にあらゆる症状が出ているので、頚部~背部~腰部まで治療しています。

1~3回目:多裂筋の鍼がよく響く。左耳鳴りの治療を追加。

4~10回目:シーンとした耳鳴りが常にある。10回目の治療あたりから背部の痛みがやわらいできた。

11~15回目:以前に比べて痛みがかなり軽減。首肩こりなど予防も含め、トータルで治療。

長年の痛みにはそれぞれに歴史があるので、根気強く継続して治療していくことで改善していきます。

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