【症例】背中中心部の張りと痛み 30代男性

主訴

  • 1ヵ月前から背中中心部の張りと痛みが毎日続いている。
  • 整形外科に行ったが、異常なしと診断された。
  • ネットで調べていると、同じ症例を見つけて当院へ来院。

症状

同じ姿勢(座位)、重い物を持つ、前かがみで痛みや違和感がある。

動かすと和らぐが、パンパンに張ってくる。

筋肉を引き伸ばされているような痛みで、特に前かがみが痛い。

トリガーポイント鍼療法

項靭帯と棘上靭帯

施術部位

胸椎5~7付近の棘上靭帯、胸部多裂筋、菱形筋。

背骨の中心部には、棘突起という胸椎の骨の出っ張りがあります。

この棘突起を繋いでいるのが棘上靭帯という靭帯です。

ここで痛みが起こっていると推測できました。

この棘上靭帯と左右の多裂筋を中心にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:かなり良くなって寝起きも痛みがなくなった。座位でたまにズキズキするが大丈夫そう。

3回目:美容院で変な体勢になったせいか悪化した。

4回目:全く痛みなし。完治として終了。

まとめ

週1回の鍼治療を4回行いました。

このような症状は、骨が痛いと表現されることが多いです。

実際は、棘上靭帯という靭帯の痛みです。(棘突起の骨膜の痛みもある)

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

背中の痛みについて詳しくはこちら

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