腰痛で歩けない!激痛でもヘルニアではない原因とは?

  • 腰痛が激痛で歩けない!
  • ヘルニアかも⁉

このような悩みを抱えていませんか?

ヘルニアは、腰痛全体の数%にすぎず、「ひどい腰痛=ヘルニア」ではありません。

ヘルニア以外でも腰痛が激痛になることがあります。

この記事では、腰痛で歩けない原因について解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.ヘルニアが腰痛の原因になる割合は3~5%

腰痛全体の中でヘルニアが原因になる割合は、3~5%です。

非常に少ないのが現実です。

また、ヘルニア持ちでも痛みなく過ごしている人は、たくさんいます。

最近では、ヘルニアで手術することも減ってきました。

手術をしても術後劇的な変化がないためで、腰痛とヘルニアに関係性がないことがわかっています。

ヘルニアはあくまで構造上の異常であり、痛みとは全く関係がありません。

2.ヘルニア以外で歩けないほどの腰痛の原因

一般的な検査は、レントゲンやMRIが主流です。

この検査でわかることは、骨や椎間板の異常、脊髄、神経などです。

しかし、この検査だけではわからないものがあります。

それは、筋肉や筋膜、靭帯などの軟部組織です。

レントゲンやMRI検査では、筋肉や筋膜は写りません。

腰痛の原因は、骨や椎間板の異常によるものではなく、ほとんどが筋肉や筋膜などの組織から起きています。

筋肉や筋膜の検査は、エコーでの観察が可能です。

歩けないほどの激痛だから、骨や神経がおかしくなっているのでは?と思いがちですが、原因は筋膜の異常です。

腰痛筋膜

筋膜とは、筋肉を包んでいる膜のことです。

長い間同じ姿勢や繰り返し動作をしていると、筋膜が縮こまり伸びにくくなってしまいます。

すると、次第に痛みが出るようになります。

筋膜は全身をボディスーツのように包んでいるので、1ヵ所が悪くなると他の場所まで波及しやすく、痛みが広がっていく傾向にあります。

実は、筋膜による痛みは、骨折より厄介なのです。

筋膜異常による病気をMPS(筋膜性疼痛症候群)といいます。

3.鍼治療で改善できる

鍼治療は、筋膜に対する治療法として効果的です。

筋膜の血流を増加させ、縮こまった筋膜の柔軟性を上げることで、痛みを改善できます。

4.まとめ

いかがでしたか?

  1. ヘルニアが腰痛の原因になる割合は3~5%で非常に少ない。
  2. ほとんどの腰痛は筋肉や筋膜などの組織が原因。
  3. 鍼治療で改善できる。

歩けないほどの腰痛でお悩みの方は、ご連絡ください。

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