- 坐骨神経痛が激痛になった!
- 痛くて歩けない!眠れない!
- 歩くたびにズキンズキン、横になっても痛みが楽にならない。
- この痛みいつまで続く?
このような悩みを抱えている方がとても多いです。
いつまでこの激痛を我慢しないといけないのかと不安になりますよね。
この記事では、坐骨神経痛について解説しています。
是非、参考にしてみてください。
1.坐骨神経痛とは
坐骨神経は、腰から下半身にかけて走行しています。
その坐骨神経が圧迫や刺激によって痛みやしびれを引き起こす症状を坐骨神経痛といいます。
2.坐骨神経痛の原因
様々な原因で坐骨神経が圧迫をうけ、痛みやしびれなどの症状が出ますが、大まかには3つの原因があげられます。
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 梨状筋症候群
- その他(脊椎や脊髄の癌や骨盤の癌など)
3.坐骨神経痛の種類
3-1.腰椎性坐骨神経痛
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が原因となり発症した坐骨神経痛です。
ストレッチや筋力強化を行う運動療法などの保存的な治療で経過を観察しますが、効果が乏しい場合は、手術が検討されます。
3-2.梨状筋性坐骨神経痛
坐骨神経がおしりの奥にある梨状筋に圧迫され発症した坐骨神経痛です。
長時間同じ姿勢や運動不足、またはケガにより、筋肉が硬くなることで坐骨神経が圧迫されます。
腰椎に問題がない坐骨神経痛のほとんどが、梨状筋を含めたおしりの筋肉に原因があります。
運動やストレッチ、筋肉の緊張を緩和させる鍼治療などで改善していきます。
3-3.症候性坐骨神経痛
坐骨神経が圧迫されている場所が特定できず、原因がはっきりわからないものを症候性坐骨神経痛といいます。
糖尿病や腫瘍、うつ病などを併発していることも多くありますので、注意が必要です。
治療としては、筋肉の緊張をとるなど通常の坐骨神経痛と同じ治療が行われます。
4.坐骨神経痛の症状
- 足が痛み、少し歩くと歩けなくなる
- 腰を動かすと下半身が激しく痛む
- 安静時でも常に痛みやしびれがあり、眠れない
- チリチリする痛みや冷感など感覚が鈍くなる
- 長時間座ると痛みが強くなる
5.坐骨神経痛の治療
坐骨神経痛の治療は、原因がどうであれ、今の症状を和らげることを目的に治療が行われます。
いきなり、手術をすることはありません。(膀胱直腸障害がある場合は手術検討)
保存療法(手術以外)から始め、症状が緩和しない場合に手術が検討されます。
5-1.薬物療法
まずは、薬物療法から開始されます。
今ある症状を和らげるには、薬からということです。
痛み止め(鎮痛薬)、神経の痛みを和らげる薬、筋肉の緊張を和らげる薬など症状に応じて処方されます。
5-2.神経ブロック
症状が強い場合は、痛みが伝わる神経をブロックするために注射を打ちます。
神経周辺に局所麻酔薬を打ち、痛みをなくす方法です。
通常は薬と併せて行います。
トリガーポイント注射もこの一部です。
整形外科やペインクリニックで行われています。
5-3.理学療法(リハビリ)
理学療法士によって、運動機能の回復を目的に行います。
医師や理学療法士の指導のもと、症状の変化をみながら、電気治療や運動療法などが行われます。
5-4.鍼治療
鍼治療は、鍼灸院か病院でも行っているところがあります。
薬物療法や神経ブロックでも効果が出ない場合は、鍼治療を選択する方が多いです。
坐骨神経痛と鍼治療の相性は良く、選択肢のひとつです。
5-5.手術
初期から膀胱直腸障害(尿漏れなど)がある場合は、手術適応です。
それ以外の症状であれば、一連の治療を行い、その中で効果が現れないときに手術が検討されます。
手術をしても治らないこともあり、積極的に行うことは少ないのが現状です。
6.坐骨神経痛の痛みはいつまで続く?
症状の強さなど痛みの程度によって、続く期間が違います。
何も治療していない場合は、いつまで続くかわかりません。
鎮痛薬で痛みがすぐ和らぐケースもあれば、効果がなく痛みが日に日に強くなるケースもあります。
おしりの筋肉に原因がある場合は、1、2週間で軽快する場合が多いですが、ヘルニアなどが原因となっているケースは、最短で1ヶ月、長くて3ヶ月はかかります。
放置していても痛みを治まらないので、早急に治療を開始することをおすすめします。
7.まとめ
いかがでしたか?
坐骨神経痛の原因は3つ。
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 梨状筋症候群
この3つが起因となり、坐骨神経痛になる。
坐骨神経痛の治療は、
- 薬物療法
- 神経ブロック
- リハビリ
この3つがメインで、症状に応じて鍼治療などで症状が改善することがわかったと思います。
当院は、トリガーポイント鍼治療専門院ですので、ご連絡ください。
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