腰椎ヘルニアに鍼治療はどうか?手術前に試す価値あり!

  • ヘルニアが辛くて、このままだと手術になる!
  • 手術をする前に他に良い治療法はないのか?
  • 鍼治療は、ヘルニアに効果がある?

このような悩みを抱えていませんか?

ヘルニアの手術をしても痛みがとれなかった方がいるのも事実です。

それは、たとえヘルニアを手術で完治させたとしても症状はとれないことを意味します。

つまり、ヘルニアと症状は一致しないということです。

腰への過度な負担がヘルニアの原因となりますが、当然負担がかかれば椎間板以外にも腰を支える筋肉も傷みます。

ヘルニアの痛みは、筋肉が原因ではないでしょうか?

鍼治療は、傷んでいる筋肉を正常な状態に戻す働きができます。

すべてのヘルニアが鍼治療で良くなるわけではありませんが、ヘルニアの痛みの原因について違う角度から考えてほしいです。

この記事では、腰椎ヘルニアの鍼治療について解説しています。

手術前に試す価値は大いにありますので、是非、参考にしてみてください。

1.腰椎ヘルニアは鍼治療で治る人も治らない人もいる

鍼治療は、技術職です。

鍼灸師の腕の良し悪しで、効果に差が出ます。

治る人もいれば逆に悪化する人もいます。

鍼治療は、当たりはずれが大きく、治療技術の統一が難しいです。

そのため、鍼治療を一括りにして考えるのではなく、治療方針や理論などをベースに鍼灸院を選ぶのがコツです。

鍼治療はどのようなものなのか、効果や理論などをしっかり理解した上で受診してください。

ここでは、腰椎ヘルニアに対する鍼治療のひとつの方法をご紹介します。

2.腰椎ヘルニアの症状の原因は筋膜にある

冒頭でヘルニアの痛みは、筋肉が原因といいましたが、細かくは「筋膜」です。

筋膜の異常が痛みの原因になっている可能性が非常に高いです。

2-1.筋膜とは

筋膜とは

筋膜とは、筋肉を包んでいる膜のことで、筋肉の中まで入り込んでいます。

筋膜はボディスーツのように全身に張りめぐらされていて、「第二の骨格」ともいわれる重要なものです。

筋膜は、外からの力を抵抗なく受け止めて形を変えることができます。

例えば、イスに座ったときのお尻の変形や猫背状態、肥満となり脂肪が増えたときなど、その体の状態に合わせて形を変えることができる立派な膜です。

また、強く引っ張られたときには、その力に耐えることもできます。

それは、筋膜がコラーゲンとエラスチンでできていて、弾力性に富んでいるからです。

コラーゲンとエラスチンがお互いに協力して、体の緊張をコントロールしているということです。

2-2.筋膜の異常とは

悪い姿勢や繰り返し動作を長く続けると、体の一部分に負担がかかり、筋膜が自由に伸び縮みできなくなります。

自分の皮膚を手で摘まむと、しわができると思います。

このしわの状態が、よじれてしまった筋膜にも起こります。

これを筋膜の癒着といいます。

筋膜の癒着状態が続くと、包まれている筋肉の動きも悪くなり、痛みやしびれが現れます。

筋膜の癒着をトリガーポイントといいます。

3.腰椎ヘルニアの鍼治療!トリガーポイント鍼療法とは

鍼治療には様々な治療法があり、筋膜の癒着にアプローチする治療法として「トリガーポイント鍼療法」があります。

トリガーポイントとは、「痛みの引き金になる点」という意味です。

銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくのと同じように、トリガーポイントが引き金になり遠くの場所に痛みを飛ばします。

その遠くの場所に感じる痛みを「関連痛」といいます。

「痛みの原因」がトリガーポイントであり、「症状」が関連痛です。

痛い場所と痛みの原因が一致しないということです。

症状と原因が一致しないことが筋膜の痛みの一番の特徴です。

腰椎ヘルニアの鍼治療!トリガーポイント鍼療法とは

✖がトリガーポイントで赤く記されているところが実際に腰痛を感じている場所になります。

腰からお尻まで広い範囲に痛みが現れているのがわかります。

腰椎ヘルニアの鍼治療!トリガーポイント鍼療法とは

腰椎ヘルニアは腰の痛みだけでなく、お尻から足先まで痛みやしびれが現れることもあります。

その場合は、このお尻のトリガーポイントが原因として考えられます。

腰から足に症状が出ていると思っていても、実際はお尻に原因があることがほとんどです。

4.まとめ

いかがでしたか?

  1. 腰椎ヘルニアでも筋膜に痛みの原因がある場合は、鍼治療が効果的。
  2. 鍼治療の中でもトリガーポイント鍼療法が効果的。

手術を受ける前に、トリガーポイント鍼療法を受けてみてください。

腰椎椎間板ヘルニアについて詳しくはこちら

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