【症例】腰痛から始まった全身に広がる激痛 40代女性

主訴

  • 7年前、重度の腰痛になり徐々に全身の痛みへと変化していった。
  • まず、7年前ひどい腰痛になり、何件か病院で検査をしたが異常が見つからず、改善もせず寝たきり状態になる。
  • 痛みや筋肉のこわばりが広がる。
  • 半年後、整形外科へ入院しトリガーポイント注射や投薬で治療開始。
  • 自力で歩けるようになり、半年後に退院。その後、状態は一進一退。
  • 外出もできるようになり、悪いなりに生活は送れていた。(その間は、接骨院や鍼治療をしていた)
  • 1年ほど前から腕、手、首、胸などあちこち痛くなる。
  • 半年後さらに痛む部位が広がり、帯状疱疹も発症。ペインクリニックで痛みの治療を行う。
  • じっとしていても痛みを感じるようになる。ご紹介により当院に来院。
  • 虚弱体質、冷え症、過敏性腸症候群、睡眠障害など多くの既往歴あり。

症状

・首や肩関節周りが凝り固まって痛みがある

・肋骨と脇がひきつれる感じ

・鎖骨と胸の前の圧迫感

・背中の痛みで長く歩けない

・起床時の腰の重だるさ、可動域制限

・左右の揺れに耐えられない

・耳の後ろ、顔面部(額、頬、顎、こめかみ)の痛み

・すべて左半身に痛みが集中している。腰痛から始まった全身痛の元々の痛みは、左の腰痛からだった。

トリガーポイント鍼療法

多裂筋トリガーポイント

全身に痛みが広がっているので痛みを感じている筋肉すべてに鍼を打ち、響かせる。

鍼の本数も100本近くになった。

治療後、だるさはあるもののトリガーポイント治療の経験もあるので、効果を実感できたとのこと。

現在継続治療中。

まとめ

ひとつのなんでもないような腰痛から寝たきりになることもあるということです。

腰痛に限らず、常に身体に痛みがあるということは、身体が警告しています。

痛みは異常を教えてくれています。

しっかり治療に専念してください。

ひとつの痛みをきっかけに関係のない部位まで痛みが出て悩んでおられる方が増えています。

当院に来院される70%以上は、複数の疾患を抱えている方です。

諦める前に、一度ご相談ください!

筋膜性疼痛症候群(MPS)について詳しくはこちら

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