【症例】鼡径部~膝の痛みで歩きにくい 70代女性

主訴

  • 半年前から、鼡径部~膝までが痛く、歩きにくい。
  • 痛くなるまでは1万歩歩いていた。
  • 整形外科では、レントゲン検査で股関節に白い影があると言われたが、原因はわからない。
  • いろんな所で治療してきて、やれるだけのことはしてきた。
  • ホームページを見て、ここなら何とかなると思い、当院へ来院。

症状

右鼡径部~太もも前面~膝まで電気が流れるように痛い。

座った状態から股関節を曲げると痛い。

膝を伸ばして仰向けになると、鼡径部が突っ張って痛い。

トリガーポイント鍼療法

  • 腸腰筋トリガーポイント
  • 大腿直筋トリガーポイント

施術部位

腸腰筋、大腿四頭筋など。

鼡径部には、腰の奥にある筋肉(腸腰筋)が通っています。

この筋肉を触ると、緊張や痛みがあったため、エコーガイド下にて腸腰筋を狙いました。

また、太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)に対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:鍼治療に慣れているとのことで、しっかり響かせる。

2回目:まだ変化なし。水泳などの動きで痛い。

3回目:運動中より動いた後の方が痛い。

4回目:調子が良くなってきた。スクワットなど運動を始めた。

5回目:股関節の動きも良くなってきた。

6回目:チクチクした痛みがあったが、なくなった。調子良い。運動後に多少痛みがある程度。

まとめ

週1の鍼治療を継続して行いました。

歩き過ぎによる痛みであることがわかったので、相当鼡径部の筋肉に負担がかかっていたのだと推測されます。

筋肉に対して鍼治療を行うことで、痛みが取れ可動域も広がりました。

同じような症状でお困りの方は、ご連絡ください。

鼠径部の痛みについて詳しくはこちら

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