ひざ痛は表だけではない!膝裏のトリガーポイント

  • 膝裏が痛い!
  • 軟骨や半月板に異常はない!
  • 膝の曲げ伸ばしで痛い!

このような悩みを抱えていませんか?

膝の痛みは、表だけとは限りません。

膝裏も膝の痛みです。

膝の関節内に原因がない場合は、関節の外にある筋肉や靭帯に痛みの原因となるトリガーポイントがあります。

この記事では、膝裏の痛みに関係するトリガーポイントを解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.トリガーポイントの特徴

トリガーポイントの特徴

トリガーポイントの最大の特徴は、痛みを遠くの場所に飛ばすことです。

つまり、痛みを感じている場所には、トリガーポイントはないということになります。

膝裏の痛みは、太ももの裏の筋肉やふくらはぎの筋肉にトリガーポイントがあり、膝裏に痛みを飛ばしています。

しかし、例外もあり筋肉ではなく、膝裏の腱にもトリガーポイントがある場合もあります。

ここでは、筋肉のトリガーポイントを説明していきます。

2.膝裏の痛みのトリガーポイントは太もも裏側とふくらはぎ

膝裏の痛みに関係するトリガーポイントは、膝の曲げ伸ばしをする太もも裏側とふくらはぎの筋肉にあります。

2-1.膝裏痛に関係する太もも裏側のトリガーポイント

膝裏痛に関係する太もも裏側のトリガーポイント

✖がトリガーポイントで、赤で記されているところが痛みを感じている場所になります。

太ももの裏側の筋肉は、内側にある半腱・半膜様筋と外側にある大腿二頭筋です。

この筋肉をまとめて、ハムストリングスといいます。

肉離れを起こしやすい筋肉として有名ですが、膝裏の痛みを起こすことも多いです。

膝を曲げる、曲げた状態から伸ばすときに痛い場合は、このハムストリングスのトリガーポイントの可能性が高いです。

2-2.膝裏痛に関係するふくらはぎのトリガーポイント

膝裏痛に関係するふくらはぎのトリガーポイント

ふくらはぎの筋肉を腓腹筋といいます。

この筋肉もハムストリングスと一緒で膝の後ろを通るので、膝裏の痛みと関わりがあります。

例外もあります。

トリガーポイントは筋肉だけでなく、腱や靭帯にもできます。

筋肉の末端部分は、腱となり骨に付いています。

膝の曲げ伸ばしなど関節周りの運動は、関節付近の腱にトリガーポイントができやすいです。

そのため、筋肉部分よりも関節付近の腱にトリガーポイントがある場合は、自分でトリガーポイントを見つけて解消することが難しいので、専門家に診てもらいましょう。

3.膝裏の痛みを和らげるトリガーポイント解消法

テニスボールを使ってトリガーポイントを見つけて圧迫する解消法をご紹介します。

  1. 押して痛い場所がトリガーポイントではない。
  2. 押したところから痛みが広がって響くところがトリガーポイント。
  3. トリガーポイントを見つけたら、5秒持続的に圧迫して3秒休む。(慣れると圧迫時間を長くする)
  4. 5セットが目安。

※画像ではわかりやすいようにタオルを使って撮影しています。

3-1.太もも裏側のトリガーポイント解消法

太もも裏側のトリガーポイント解消法

椅子に座って過ごすことが多い人は、トリガーポイントができやすいです。

腰痛持ちの方は、この筋肉が硬くなりやすいので、オススメのポイントです。

太もも裏側の筋肉は、内側と外側に分かれています。

膝裏の内側が痛い場合は内側を、外側が痛い場合は外側を重点的に圧迫してトリガーポイントを見つけてみましょう。

膝を伸ばし、手をついて体重をかけると刺激が入りやすくなります。

3-2.ふくらはぎのトリガーポイント解消法

ふくらはぎのトリガーポイント解消法

長時間立っていることが多い人は、ふくらはぎの筋肉に張りが出ます。

この筋肉も内側と外側に分かれていますので、膝裏の内側が痛い場合は内側を、外側が痛い場合は外側を重点的に圧迫してトリガーポイントを見つけてみましょう。

反対の足を圧迫する足の上に乗せると、より刺激が加わりやすくなります。

膝裏は神経や血管など大事な組織が密集しています。

ダイレクトに膝裏を圧迫するのは禁止です。

トリガーポイント専門家に任せましょう。

4.まとめ

いかがでしたか?

膝裏のトリガーポイントを解説しました。

まずは、自分でケアする方法を試してみてください。

それでも改善しない場合は、ご相談ください。

膝の痛みについて詳しくはこちら

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